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地震防災対策を始めよう

大地震発生で避難生活になったら・・・身近な地震・防災対策始めましょう。

自宅や会社周辺の避難場所を知っていますか?

2013-03-12 | 防災豆知識
災害が起こったときの避難場所がどこか知っていますか? 「一時避難場所」や「広域避難場所」は火災の延焼などから避難する場所で、多くは公園や広場などの屋外です。一方、「収容避難場所」は学校の体育館などで、被災者が当面の生活をする場所。食糧等の必需品が備えられています。

自宅や職場付近の避難場所は自治体のホームページなどで確認できます。ちなみに、各都道府県の「一時避難場所」の情報はこちら。調べたら、その情報を家族や恋人、友人などと共有しておくことが大切です。

一人暮らしをしていると、自分の家族のことでも情報不足になりがち。自分から積極的に知ろうとしないと、いざというときに情報を得る手がかりすらない可能性があります。家族の職場や学校、かかりつけの病院など、自宅以外でよく行く場所や連絡先など、情報共有しておくことをおすすめします。

大地震に備えて注意することは?

2013-03-10 | 防災豆知識
先の大震災により津波ばかりに意識がいきがちですが、首都直下地震のような直下型の地震の場合は,家屋の倒壊や家具の転倒による死者が8割を占めると言われています。実際,阪神・淡路大震災の時はそうでした。逆に言うと,耐震補強をして,家具を留めれば,8割も被害を軽減できるのです.

また、家屋が倒壊しなければ,火災も発生しにくくなります.ブロック塀が倒れなければ,消火活動もスムーズになります.被害はさらに軽減できるでしょう.M7程度の地震から被害を最小限にとどめることは,ひとりひとりの心がけで可能なのです.

では、どういう対策をとればいいのか?
地震が起きる前,そして起きた瞬間にどうすればいいか,以下の注意点をご参考にしてください.

■地震が起きたら,まず身の安全.「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」場所に身を寄せましょう.
■揺れがおさまったら,落ち着いて火の元を確認してください.揺れている最中に無理に消そうとする必要はありません.
■ガラスが割れているかもしれません.あわてて行動しないように注意してください.
■窓や戸を開けて,出口を確保してください.
■門やブロック塀には近寄らないこと.倒れてくる恐れがあります.
■家具類の転倒や落下防止をしておきましょう.これは自己責任です.
■家の強度を確認しましょう.1981年6月1日以前に着工した建物は,古い耐震基準で建てられています.すみやかに耐震診断をうけてください.多くの自治体が補助をしてくれます.(自治体の防災課や危機管理室までお問い合わせください.)
■診断の結果,補強の必要があれば,耐震補強をしてください.多くの自治体が補助をしてくれます.(自治体の防災課や危機管理室までお問い合わせください.)
■地震が起きれば通信機器は使えなくなります.家族とどう連絡を取るか,ではなく,連絡が取れなくなったときはどうするか,を話し合っておきましょう.

 (参考)家具転倒防止グッズ(地震防災ネット)

地震の後は踏切があかない可能性あり!

2013-03-09 | 役立つ防災アイテム
東日本大震災が起きた東北地方の沿岸部で、停電で下がりっぱなしになった踏切の遮断機が、各地で渋滞を引き起こしていたことが、読売新聞の被災者らへの取材で分かりました。

 中には、100メートル以上の車列が津波にのまれた深刻なケースも発生。南海トラフ巨大地震の津波被害が想定される太平洋沿岸でも、多くの鉄道が海沿いを走ることから、自治体が鉄道会社と対策を協議する動きも出ているそうです。

 鉄道各社によると、「踏切は安全を優先し、停電時には原則、遮断機が下りる設計になっている。」とのこと。

 遮断機のある踏切は、岩手、宮城、福島3県の沿岸部に計約500か所。住民らへの取材から、このうち少なくともJR大船渡線、仙石線など5路線11か所で、避難者や車が足止めされていたことが確認されました。震災直後に大規模停電が起きたことから、各地で踏切前の渋滞が多発したとみられ、複数の地域で問題視する声が上がっています。

これまで地震避難時には、徒歩・自転車が原則とされていましたが、避難場所が遠隔地の場合や、津波到来まで一刻の猶予を争う場合には、一部、自動車の利用をみとめるべきではないか?という意見も増えてきています。(2次被害は防ぐべきですが)地震発生後には、電車そのものも緊急停止あるいは徐行運転するケースが多いのも確か。「震災時には踏切が開かないかもしれない」と頭の片隅にとどめておいて下さい。

 こんなアイテムも 車用の緊急脱出ハンマー (外部リンク 地震防災ネット提供 http://jisinbousai.net/ )

津波からの避難は? 東日本大震災 体験談④

2013-02-28 | 防災豆知識
●津波が、階段を駆け上がって襲ってきた

 また、今回の津波はスピードが速かっただけでなく、そのパワーも並外れていました。階段で建物の上層(もしくは緩やかな坂のてっぺん)に避難して「やれ、ひと安心」となったところに、斜面をものともせずに駆け上がってきた濁流に飲まれて亡くなってしまったケースもありました。さらには、避難した建物の下の階に猛スピードの津波がぶつかり、まるでダルマ落としのように建物ごと持って行かれ、上の階が下にたたき落とされて水没するケースもありました。逆に、斜面ではなく崖のように垂直に切り立った場所に逃げた(よじ登った)人の多くは、無事だったそうです。

 講演の終盤では、海外や国内からの支援に涙ながらに感謝の言葉を述べる後藤さん。いまだ仮設住宅での生活を余儀なくしているとのことで、なんとか踏ん張って生活を取り戻していく決意を話していました。

(参考リンク)釜石の奇跡 小中学生の避難率ほぼ100%!

津波からの避難は? 東日本大震災 体験談③

2013-02-27 | 防災豆知識
●全速力で走れば、津波から逃げられるのではないか?

 内陸育ちの私は、水害に遭った経験がなく津波の怖さを知りません。(子どもじみていると思いつつも)心のどこかで「思い切りダッシュをすれば、逃げ切れる人だっているんじゃないか? 若者や足に自信がある人なら、なんとか助かるんじゃないか?」という疑問を捨てきれずにいました。

 「自分の足なら、逃げれるかも」と思ったことのある人は、私だけではないような気がします。愚問とは百も承知で後藤さんに聞いてみました。「(健常者が)全速力で走れば、津波を目視してからでも逃げきれたりしないでしょうか? 例えば、普段ジョギングをしていて、足腰に自信がある人ならどうでしょうか?」。「ノー」後藤さんは即答でした。

 水深10メートルほどの沿岸部では津波のスピードは時速40~50キロ。「津波とヨーイドンでかけっこをしても、逃げ切れはしない。つべこべ言わず、欲を出さず、津波警報を待たず、ましてや津波を見ようなどと思わず、とにかく高台に逃げなさい」

 ちなみに、100メートル走の世界記録保持者ウサイン・ボルトでさえ最高スピードは時速約37キロ。あのボルトですら、津波にはかないません。いわんや常人は絶対に逃げ切れないと断言できます。