ども、ジノです。
今回は代々木上原駅付近の365日というパン屋さん。
地元の人いわく、朝早くに行かないととても並ぶと言われている。
それだけ人気の理由は、パンに対するこだわりだと思った。
正確に言えばパンの素材をどれだけうまく引き出すのか考え抜いている。
食パンは17種類の小麦から厳選した2種。そして他の店と違うこだわり。
365日のパンの味を1番シンプルに表しているのが、食パンだという。
小麦は北海道産ゆめちからと福岡県産みなみの穂(かおり)を使用する。それぞれのいいとこ取りを狙ってブレンドしている。
イースト菌、小麦、バター、水をミキサーで混ぜるが途中で氷を入れる。これにより、歯切れや食感の良い食パンになるのだという。
発酵時間も一般的に約4時間かけるが、365日では約2時間で終わらせる。
発酵時間を短くすることで、小麦に含まれる糖の減少を防ぎ、小麦本来の甘味を残している。
カレーパンはなんと…。
カレーパンはまず生地の上に自家製のカレーを乗せる。
その次にカレーを生地で包んだら、オリーブオイルをかける。
そして、オーブンで焼く。揚げていない。
生地全体に油が染み渡っていないので、焼き立てでなく、たとえ冷めてしまったとしても、サクサクなんだとか。
365日を運営しているウルトラキッチンの社長は杉窪章匡氏だ。
食パン、カレーパンだけでなく小麦、それから小豆やベーコンなどにもこだわっていた。
杉窪氏が語っている中で、最終的に目指すのは世界平和だと言っていた。
全てを世界平和にする訳ではないが、自分の仕事でできる範囲の世界平和としっかり説明をしていた。
しかし、インタビュアーの方が無謀な挑戦にも感じると言った。その後、笑うと、
杉窪氏はどういうことですか?全然意味が分からないです。すいません。と言っていた。
杉窪氏は本気で言っていたのだろう。
そして、明確なイメージができているのだろう。
ただ、インタビュアーの方は、パンで世界が平和になるイメージがなかったのだろう。
なんにせよ、人が本気で目指してることを笑ってしまうのは良くないなと感じた。
そして、杉窪氏の敢然とした態度は素晴らしいと思った。
経営者はビジョンを語ることが仕事だと草分拓弥さんも言っていた。
だから、本気で立ち向かえるビジョンを持つ、言えることは経営者としてとても大事だ。