タロット柊

考えること、感じることの記録

11日(月)隠者「私たちを存在させているもの」

2019-03-11 21:45:21 | タロット2019・3月

老子を読む。

もう何年も前から読んで、まだ、読み終えない。

いろいろな訳者のものを読んでいるが、

読み終えた気がしない。

多分、これからもずっと読み終えない。

 

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隠者は確かに存在するが、目にすることは難しい。

まるで老子のいう「道」のように、

そこにあるが、それを理解することは難しい。

 

 

私たちが生きるこの世界には、

私たちの五感では感じ取ることのできないものが、あまりに多い。

けれども、感じないからないのではなく、

あるのだ。

 

それは、あまりに微細でとらえられず、充満していて気づかない。

小さすぎて見えず、大きすぎて見えないのだ。

 

それが何か、ということはできない。

なので、仮に「隠者」と呼んでいる。

「道」でもいいのかもしれない。

「愛」でもいいのかもしれない。

つまりは、私たちをここに存在させているもの。

 

哲学が生まれたときから問うているのだ。

到底理解できるはずがない。

しかし、そういうものが確かに存在し、

それはどういうものかとずっと考えている。

 

隠者が現れるとこの上もなくうれしいのは、

いつか、そのことを、

理解できる日がくるのかもしれないと、思えるからだ。



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