占いに来られる方の多くは、
未来について尋ねる。
ただ、私の中ではっきりしていることは、
もし、本当に未来が分かるなら、
占いはやめるということだ。
未来が分かるということは、人の死期が分かるということになる。
もし、目の前の方が、明日、何かの理由で亡くなる、ということが分かってしまったら、
それを言わずにおられようか。
あるいは、その方が大変な病気になるかもしれないし、
大切な人が病気になったりするかもしれないことも分かってしまう。
それを黙ったまま、将来のことを占ったりできるだろうか。
占いとは、不思議なものだ。
未来が分からないからこそ、
人を不安にも、元気にもすることができる。
未来のことは、誰にも分からない(少なくとも、私には)。
ただ、私たちが持つ多くの選択肢に、占いは気付かせてくれる。
気付いた人は、それだけで、自分を変えている。
たった一瞬の気づきが、
その後に、思いもよらなかっためぐりあわせに導くこともある。
ある力を球に加えて、その先の球へと当てる。
球の行く先を人は心配するが、
加える力の加減や方法が、
実は数え切れないほど存在することを、占いは教えてくれる。
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