ウィニングステージ

私の競馬日記です。

ウィニングステージ 思い出のグランプリ

2006-09-10 06:35:49 | Weblog
第22回 有馬記念 昭和52年12月18日 中山競馬場 晴 芝2500㍍ 8頭
「トウショウボーイ、またこのあたりで1馬身の差をとった。
 そして二番手にテンポイント。栗毛が、栗毛が冬の陽射しに光っています。
 二番手にテンポイント、三番手にグリーングラス。そして四番手プレストウコウです。
 あなたの、そして私の夢が走っています。」

「これは世紀のレース、世紀の一戦だ。テンポイントがかわすか、かわして
 しまったのか。テンポイントかわしたか、テンポイントかわしたか、
 トウショウボーイか、トウショウボーイか、テンポイントがかわした。テンポイント
 先頭、テンポイントが先頭だ」

「テンポイントだ、テンポイントだ。テンポイントです
 中山の直線を、中山の直線を、流星が走りました。
 テンポイントです。しかし、さすがにトウショウボーイも強かった」

 今でも聴くと涙が出る。杉本清の名調子です。
 「あなたの、そして私の夢が・・・」競馬ファンには御馴染みのこのフレーズは
 実はこの時初めて使われたもの。

 テンポイント、トウショウボーイ、グリーングラスが高らかに3強時代を天下に示した一戦です。
 そして・・・杉本清が唯一実況した有馬記念がテンポイントの最後の勇姿に
 なろうとは・・・
 私23歳・・・春には社会人として新たな夢をテンポイントと一緒に追って
 いくのだと信じていました・・・