大変ご無沙汰しておりました
以前、當寮では現行の授戒会差定と『仏祖正伝菩薩戒作法』(以下、『菩薩戒作法』)における比較検証作業を通して、宗門の授戒会儀軌に関する参究に務めてまいりました。
その後、次には『伝法室内式』の参究に移行していく旨を申し述べ、その後、長期間にわたり放置状態
に陥ってしまいました
決して失念していた訳ではないのですが
、各寮ブログの更新に時間が割かれてしまい、定期的な更新が滞ってしまったという訳です。
自らの力不足を認めた上で、改めてお詫び申し上げたいと存じます
さて、件の『伝法室内式』の参究にもそろそろ取り掛かりたいと思っております。
周知の如く、『伝法室内式』とは、伝法の際に『菩薩戒作法』と併せて厳修される大切な法統護持の行持であります。
その「伝法」(嗣法)とは、多くの解説書にもある様に、釈尊が摩訶迦葉に法を付属した後、代々仏祖師方が護られてきた大法を面授印証して、師資間における法の伝授を果たす儀式でもあります。
なお、「伝法」(嗣法)は古来より「室中の儀」とも称され、師資間以外の公開が許されない秘儀として知られてきましたが、時代の変遷や世襲相続に伴い、伝法加行の敷衍を求める声が高まってきている事実を鑑み、今回宗門にて刊行されている儀軌本の作法を紹介するものです。
それぞれの室中で儀軌の細目等は異なる事を予め明記した上で、次回より宗門刊行の『伝法式行法』の内容を中心に概説していきたいと思っております。

以前、當寮では現行の授戒会差定と『仏祖正伝菩薩戒作法』(以下、『菩薩戒作法』)における比較検証作業を通して、宗門の授戒会儀軌に関する参究に務めてまいりました。
その後、次には『伝法室内式』の参究に移行していく旨を申し述べ、その後、長期間にわたり放置状態


決して失念していた訳ではないのですが

自らの力不足を認めた上で、改めてお詫び申し上げたいと存じます

さて、件の『伝法室内式』の参究にもそろそろ取り掛かりたいと思っております。
周知の如く、『伝法室内式』とは、伝法の際に『菩薩戒作法』と併せて厳修される大切な法統護持の行持であります。
その「伝法」(嗣法)とは、多くの解説書にもある様に、釈尊が摩訶迦葉に法を付属した後、代々仏祖師方が護られてきた大法を面授印証して、師資間における法の伝授を果たす儀式でもあります。
なお、「伝法」(嗣法)は古来より「室中の儀」とも称され、師資間以外の公開が許されない秘儀として知られてきましたが、時代の変遷や世襲相続に伴い、伝法加行の敷衍を求める声が高まってきている事実を鑑み、今回宗門にて刊行されている儀軌本の作法を紹介するものです。
それぞれの室中で儀軌の細目等は異なる事を予め明記した上で、次回より宗門刊行の『伝法式行法』の内容を中心に概説していきたいと思っております。
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