菅井滋円 作品集

絵を始めて半世紀以上の歳月が流れた 絵に向かう時何時も満たされないモノがある その場がここになりつつある。

作品 9

2016年07月22日 | 菅井滋円 作品集
作品 9
平面の中を支配する形象は何時も孤形である。
わたしの愛する詩人達  阮籍 陶淵明 李白 高啓これらの人々も亦 詩は孤高を貫いていた。

展覧会に出さず 独りで描いているわたくしを友人 知人たちは 不思議にさえ思えたのであろう そして親切に○○会に出しては・・・と教えてくれた。
絵の出来 不出来よって褒美を与えて その出来栄えを他人が決めるモノだろうか・・・?
絵は自ら決めるものだ と思うのだが・・・?

わたくしは朝食に雑穀の潰したモノを牛乳に入れ煮る さらに蜂蜜を入れ朝食とする。
そして形象の孤独を描く。
20年という病と孤独の中で描き続けたが それも もう少しで 終わりの幕を下りることになった。

高啓の詩を掲げて自らが設けた このコーナーを閉ざすことにした。
永きにわたりありがとうございました。


  水を渡り 復(また)水を渡る

  花を看 還た花を看る

  春風江上の路

  覚えず 君が家に到る


       尋隠胡君  高啓  明