コミュニケーション支援ツールの一つとして、PECSがあります。
特徴として、コミュニケーションを取るのが難しいお子さんに対して大変有効な支援法です。
たとえ言葉が話せなくとも、オウム返しであっても、ことばを理解できないとしても、
コミュニケーションをすることはできます。
たとえ言葉の理解や計算ができていても、会話ができていたとしても、
自分の意思を伝えるコミュニケーションが、実は、できていないことがあります。
相手に自分の気持ちを伝えるとはどういうことか。
誰に、どこで、どんな方法で、いつ伝えればいいのか。
ほしいものがある。行きたいところがある。
でもすぐには叶わないとしたら、どうすれば叶うのか。
そのスキルが根っこにあれば、生きがいや達成感を育んでいくことができます。
障害が有ろうが無かろうが、
重度であっても軽度であっても、
自分の意思や気持ちを伝えて相手に理解してもらうということは、とても嬉しいことですから。