福祉サービスを利用することの抵抗や矛盾を感じる親や当事者は多いと思います。
集団生活に馴染めない、孤立してしまう、イコール、将来社会人として自立できず、
社会との繋がりを閉ざされてしまう。
福祉サービスを利用するということはそれを認めてしまうということではないか。
昭和世代の発想からいうと、人様のお世話になる(福祉サービス利用)ようなことがないよう親の責任で何とかしなければと、あるいは当人自身が努力をしなければいけないと、抱え込んでしまうケースも多いと思います。
反対に、手帳等を申請する際にそれまでの頑張りを肯定的に受け止められれば良いのですが、
努力をしてもできなかったとマイナスに受け止めてしまうと、それまでの頑張りは何だったのかと矛盾が生じます。
個々人の認知で差はあると思いますが、本人ができること、できないこと、得意なこと、苦手なことを、本人(あるいは支援者)がどれくらい客観的に判断できているのか。
それまでの努力を無駄にしないためにも、手帳取得の段階で矛盾を生じないためにも、自己肯定感も含めて認識できているかどうかが大事になってくるのではないかと思います。