「~日で二十歳になります」
お母様からのメールにいろいろな思いが伝わってきます。
まわりが見えておらず室内をウロウロとしていた10歳当時、
せわしなく変化するまわりの状況に不安を覚えたり、
まわりを拒否できない性格からか、自己発信をしないお子さんでした。
そんな消極的な子どもの将来に不安を覚え、
お母様はできる限りの情報を集めて機会があれば行動に起こし、
繋がれる支援機関との支援共有をずっとやってこられました。
あっという間の年月です。
優しいご家族のもとで過ごし、また理解ある支援機関のサポートを受けながら、
彼は彼の成長のペースを阻害されることなく、二十歳の大人として、社会人として、
今を迎えています。
長年遠からず近からず、彼の成長と彼を見守る家族の温かさに触れることができたことに感謝しています。
「振り返ると、たくさんの人に助けていただいて色々なことを乗り越えてきたなと思います」
「(わが子が)二十歳になったという感じもしないのですが、ここまで何とかやってきて、子どもから沢山のことを教えてもらい、幸せな時間を持つことができたと思っています」
焦らず騒がず、どしんと構えた逞しいお母ちゃんの姿勢から、私は学ぶことだらけです。
課題例:
1.バスタオル3つ折り
2.指定のネジのパッケージ
3.コピー機の使用
4.コミュニケーション「ピザの注文」