「これが良いんじゃないかといつまでも親が誘導していると、
子どもは自分で考えて自ら行動に起こすことが出来なくなってしまいます。
思春期から大切なことは、親は情報をちゃんと伝え、そして子どもが自分で考えて決めることです」
先日のNHKハートネットで、精神科医の本田秀夫氏がそのようなことを述べていました。
確かに、親としては子どもの将来のことを思うと心配で、
子どものために良かれと思う方向へ進んでくれることを望みます。
しかしその良かれと思った行為は、実は子どもが自ら考えて決めるという機会を阻んでしまうのかもしれません。
大事なことは、何らかの壁に当たったとき、自分で乗り越えてく力が育っているかどうかです。
予め、メリットもデメリットも含め正しい情報をちゃんと伝える。
それを知ったうえで子どもが自ら選んだ道なら、その意思決定を尊重したほうがいい。
結果、上手くいかなかったとしても、自分で考えて選んだ道ですから、
その先の道も、これまでの道筋を踏まえて自己決定していけるのです。
道しるべとなる情報提供をこちら側でちゃんとしておく。
決めるのは本人。