平成9年頃から「戸建住宅」に興味を持ち始め、手始めに行動に移したのが週末毎の住宅展示場廻り。なぁ~んにも考えずに言われるがままにアンケートに連絡先を書いたのが運の尽き。翌日からは大手住宅メーカーの営業マンが列を作って俺の帰りを待つ事に…実はちょびっとVIP気分!?
住宅に関してズブの素人だった俺に、各社の営業さんが入れ替わり立ち代り独自の工法だの断熱性だの気密性だのを説明してくれてたうちは興味を持てて面白かったのだが、最後に行き着いた先は揃いも揃って「同業他社の悪口合戦」。
終いには訪問を拒否した営業マンが真冬の夜にYシャツ一枚で俺の帰りを待つ始末。そんなパフォーマンスに気持ちが揺らぐほど柔な俺ではないのだよーと追い返す。。。
こんなんじゃ依頼する会社を決めるどころではなく人間不信に陥る始末。
そんな事をしながら無駄に過してしまった半年間。それでも住宅に関する知識はそれなりに得られたのだが、肝心の話が一歩も先に進んでいない。
そうこうして遠回りしながら行き着いた先が、知合いから紹介された設計士さん。先生曰く「始めに住宅メーカーを決めるんじゃなく、自分がどういう家を建てたいかを決めるのが先。建てたい家が決まったら、その家を安価で建ててくれる会社を探せば良い」。な~るほど。言われてみればその通り。。。
そこからはとんとん拍子に話が進み、半年後には大手メーカーには絶対に真似する事の出来ない完全オリジナル住宅の完成に漕ぎ着けられたのでした。めでたし。めでたし。。。
但し偏屈親父の住宅への拘りはこれで終りではなかったのだ。
家も車やバイクと同じで使い倒してなんぼ(!?)と考える俺は、時には大工、時には左官屋、時には庭師、時には電気工事屋と姿を変えながら、日夜自宅のプチ改造に精を出すのでした。詳細は過去ログ及びHP参照の事。
なぜ今ブログネタに住宅建設までのイキサツを?
実はある雑誌社さんから自宅の取材の連絡を受けたのだが、あっぷ○みたいな雑誌の趣ではなく本格的な住宅専門誌だっただけに、柄にも無くちょこっと尻尾を巻いてみた次第でした。貴誌のコンセプトに合致するようであればいつでもどうぞ。
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