DFEの屋根裏BLOG

風車倒壊2

少しずつ倒壊の原因が明らかになってきました。
核心に迫れば迫るほど圧力が強くなる業界が絡むんで、どこまでマスコミが報道出来るのか暫く目が離せませんね。一歩踏込んだ記事があったんで読売から転載(やや長文)…
風車倒壊、基礎部分の鉄筋ほとんど役立たず

 青森県東通村の風力発電機倒壊事故で、発電機を支える円筒形の鉄鋼製部品(基礎上部)と、地中の基礎コンクリート(基礎下部)をつなぐ鉄筋216本のうち152本が、ほぼ無傷だったことが14日、経済産業省原子力安全・保安院の調査でわかった。
>鉄筋が無傷かどうかより、倒壊したって事は鉄筋が基礎上部と溶接されていなかったか、溶接が弱かったって事なんじゃないの?

 発電機の倒壊を防ぐ基礎部分の鉄筋が、ほとんど役立っていなかったことになり、保安院は、これが倒壊の要因とみて、設計や工事にミスがなかったか調べている。
>そもそも基礎上部との接続は鉄筋だけじゃなく鉄骨も使うべきなんじゃないの?あの破断面みれば素人目にも強度不足を感じるんですがね。ちなみに過去の取材写真を探してみたら、鉄筋+鉄骨で基礎上部を固定してる写真を発見。

 保安院の調べによると、発電機(高さ68メートル、重さ179トン)は、地中に埋められた基礎下部に、高さ1・5メートルの基礎上部を介して固定。発電機と基礎上部は、ボルトで固定され、基礎上部と基礎下部は鉄筋とコンクリートでつながれていた。破断は、基礎上部と下部の間で起こり、「通常では起きにくい壊れ方」(保安院)だった。
>土建屋じゃないんでコンクリの特性は分からないけど、コンクリを型に流し込む際に基礎下部と上部のコンクリが不均一若しくは分離した事で中間に亀裂が入り易い層が出来たってのはどう?それか氷点下になる時期に基礎打っちゃって、内部の水分が凍結して強度不足の基礎になったってのも有り得るかも。

 基礎上部と下部をつなぐ鉄筋は長さ3・8メートルで計216本。外周と内周の二重構造で、外周鉄筋(太さ2・9センチ)152本、内周鉄筋(同1・9センチ)64本が、基礎上部を挟むように設置されていた。外周鉄筋は太くて本数も多く、内周鉄筋より構造上、大きな役割を果たしている。
>直径2.9センチがとても太いとは思えませんが…

 保安院が破断部分を調べたところ、内周鉄筋はすべてちぎれていたが、外周鉄筋は、ほとんど無傷で切断やゆがみはなく、まっすぐな状態で基礎下部に残っていた。
>って事は補助的な役割を果す内周鉄筋は基礎上部と適切に溶接されてたんで破断したけど、大きな役割を果すべき外周鉄筋は基礎上部に溶接されてなかったか、溶接が甘かったから基礎下部に残ってたって事なのか?幾らなんでも倒壊までしてるのに「無傷」って事はないでしょう?

 このため、保安院は、外周鉄筋が基礎全体の強度アップにつながらない構造だった可能性が高いとみている。さらに、破断は外周鉄筋の内側で発生。「コンクリートが割れ、(基礎上部が)ずぼっと抜ける形で壊れていた」といい、外周鉄筋が基礎上部と一体化していなかった可能性があるとみている。
>外周鉄筋の補助的な役割を担っている内周鉄筋だけで建ってたって事なんでしょうね。基礎下部に「無傷」で残ってる外周鉄筋の先端を見れば、基礎上部との溶接の具合が分かるはず。

 倒壊した発電機は設計上、風速60メートルまで耐えられる構造とされるが、今月8日の事故直前、発電機に設置された風速計で記録した最大瞬間風速は25メートル。保安院は、設計か工事に不備があった可能性が強いとみている。
>間違いなし!
これを良い機会として、欧州をベースに日本の建設基準を纏めるべし
もうちょっと近ければ見に行きたいのだが…
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