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はじめてのレザークラフト

レザークラフトもはじめました。

はじめてのシガレットケース 革を染色する

2015年11月07日 | 私の作品
革を染色します。



こちらはローパスバチックという皮革用水性染料です。原液のまま、または水で薄めるなどして使います。



この皮革用染料ですが、一度にけっこうな量を使います。ケチらず、パレットの広いお皿にいっぱい注ぎましょう。





筆は水彩用のものならなんでもよいですが、私はアルテージュのキャムロンプロというナイロン筆を用意しました。

染料を塗る前には、水を含ませたスポンジなどで、革の表面を湿らせます。



湿らせたら、筆に染料をたっぷり含ませて、一方方向に筆を動かし染色していきます。といっても、一度で革の端から端まで塗るのは難しかったです。実は初心者には、「タンポ塗り」といって、きつく折りたたんだ柔らかい布に染料を含ませて革に刷り込む方法が向いてるんだそうです。筆で塗るときは、はじめ横方向に塗ったら、今度は革を90度回転させて、格子のように色を重ね塗りしていきます。重ね塗りを繰り返すことによって、塗りムラがあまり気にならなくなります。



塗ってからの乾燥時間は20分~30分。完全に乾燥するまでは約一日かかります。

革細工はこの乾燥するまでの待ち時間があったりして、今日はここまで、ってキリをつけられるところが、ついつい根を詰めて疲れてしまいがちな私には合ってますね。

はじめてのシガレットケース 型紙を作る

2015年11月06日 | 私の作品
※予め書いておきますが、この型紙を書く段階で設計ミスをしています。

型紙を作るために、まずは手持ちのタバコのパッケージのサイズを測りました。





はじめて作るシガレットケースは、パッケージの表、上部、裏、底を一枚の皮でぐるりと包み込み、サイドだけ縫い付ける簡単な構造のものです。



型紙は1mm方眼紙を使いました。型紙は紙ならなんでもいいんですけど、最近知り合った工芸家さんがこれを使っていたので影響されて買いました。

1.まずはパッケージの表のサイズ通りの長方形を描きました。
2.その長方形の上に、上部のサイズの長方形を二つ描きました。
3.開閉する部分になる長方形を描きました。
4.1.の長方形の下に、底のサイズの長方形を描きました。
5.ケースの表になる部分を描きました。
6.ここまで書いた長方形の長辺に1cmの縫い代を描き、革の厚みを考えて底辺に1cmの余裕を持たせました。
7.サイドの型紙を描きます。これも長辺に1cmの縫い代を足しました。



できたのがこのような型紙です。しかし…

この型紙を使って革を裁断して、パッケージを包んでみると…



パッケージが入らないことが判明したのです!



こういう形にしたかったのですが。多分、革の厚みが原因なんだと思います。この感じだと、あと2cmくらいは余裕が必要だったのかな、と思います。これは大失敗ですが、そもそも初心者が型紙から制作しようということ自体、ハードルが高いことなのです。パッケージごと入るケースは作れなくなったけど、タバコとライターは入りそうなので、めげずに完成を目指したいと思います。