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No Music,No Life.でも贔屓のショップはHMV。
趣味の音楽話を中心に、熱く語っていきたいと思います♪

余韻が止まらない・・・

2016-06-27 21:22:37 | 雑記
ワタクシ、予習派ではなく復習派なのです・・・
いつものことながら直近で見たKokuaのライブにはまっています・・・

ナタリーのライブレポを読んで感涙。更にアルバムのインタビューが載って
いたので今更ながら読んでみたのですが、これがまた良いインタビューでしてまたため息。

シカオちゃんの声の謎(存在感が上がった声だと本人たちも言ってましたね)や、密かに感じていた音のミスチル感の謎なんかも
解けて、個人的に目からウロコのインタビューです、(「砂時計」なんてそのまま桜井さんが歌っていても違和感ないほど!)

「光が射すアルバム」というコンセプトも凄く納得感があります。こういうコンセプトってなかなか伝わりづらいと思うんですが、
聞き手にきちんと届かせられるのってベテランならではの技なんでしょうね。
大人が未来に希望を持てるアルバム、平たく言うとこんなとこでしょうか?
このメンバーでのバンドキャリアはほぼ無いのに、ミュージシャンとして個々人が持つ才能を集めて化学反応させた結果、
こんな素晴らしい作品になったんだなぁと、制作過程を聞いて更にこのアルバムの凄さを感じました。

ライブでの演出&アルバムでのアウトロが印象的だった「私たちの望むものは」の本人解説で更に重みを感じました。
シカオちゃんのアカペラで始まって、楽器の音が一つづつ重なっていき、最後はバンド演奏が残る中ボーカルだけが消えていく演出。
元の歌詞が途中で終わっているので、それを更に印象付ける=聞き手に考えさせる演出でした。
言葉を一つ一つおいていくように丁寧に歌うボーカルに歌詞の重みを感じてる中で、この終わり方は視覚的にも印象的で、
一服の映画を見ているようでした。

インタビューでは、メンバーの発言にも大人とキャリアからの余裕が感じられて、毎日オドオドして暮らしている自分に
勇気を与えてもらいました。
才能を持った彼らと凡人の自分じゃ雲泥の差があるのですが、才能を持ってる人でも同じ感覚なんだなぁと感じたので。
武部さんが自分より上手い奏者はいても(途中割愛)人間性込みのミュージシャンだから、という発言には、人ととして確固たる
自信を感じましたし、自分もそう思っていいんじゃないかな?と思わせてくれたんですよね。

今回のKokuaの活動がこんなにも自分に響いているのは、きっと今自分が変わりたいと苦しんでいる気持ちにシンクロしてる
からなのかな?と思っています。
このタイミングで自分の背中を押してくれるKokuaにたどり着いたのは自然の流れだったのかなぁ、と思ったり・・・
でも世の中にはどうにかしたい!と思っていても、なかなか手がかりや解決策に出会えてない人も多いと思うので、そこは
自分の勘と運を信じてもいいのかな、と感じています。

中間管理職と呼ばれる世代になって、今から他の道に進むことは難しいけど、「夢のゴール」の歌詞にあるように職業だけが
夢の全てじゃなく、どんな職業にあっても自分がなりたかった自分を表現出来る場面はあるんですよね。
~誰かにとって僕は高校教師 言葉を残す~ このフレーズはまさにシカオちゃんのことですよね。
私がこうやって自分の想いを言葉で残すのもmやりたいことの一つなんだろうなって思います。誰が見てくれるワケじゃなくても、
ライターとか編集者とか、職業の名前がなくても、やりたいとは出来るんだ、って改めて思っています。
良い時代になりましたねぇ。

このアルバムの裏テーマである「共生」「共感」。言葉にすると青臭くてかなりこそばゆく感じますが、シカオ歌詞になると
上ずって聞こえないのはシカオボイスの魔術なのでしょう。
スポットライトを浴びる立場ではない自分だけど、自分がずっと思ってきた”誰かのための自分になること”を言葉にしてくれて、
やっぱりこの道でいいんだと自信を持ったりしています。

ライブの前日に見た「プロフェッショナル」もかなりの感動作でした。番組の演出を差し引いても、ミュージシャン”スガシカオ”
の生の姿が映し出されていたんじゃないでしょうか。制作過程の密着シーンでは苦労のする姿を見て、そこから出来上がった楽曲が
更に愛しく思えました。

と言うことで、6年ぶりのオリジナルアルバム『THE LAST』も入手し、まだまだシカオ熱が高い日々が続きそうです・・・

Kokuaライブ

2016-06-24 23:58:55 | 雑記
シカオちゃんってこんなにいい声だっけ?
Kokuaのファーストアルバム、と聞けばメッセージソングだらけだと思っていたらいい意味で裏切られまくりの味と纏まりのあるアルバムでした。
音楽の神々の遊び。というポップに違わない、非常にクオリティの高い仕上がりです。

スガシカオの音楽から離れて約10年、何故かこのkokuaだけは気になっていて、チケットの最初の先行から約3ヶ月。振られまくってもどうしても
諦められなかったステージを本日観てきました!
諦めなかった自分のアンテナは間違っていなかった!今、私が観るべきものを観た気がします。
単なる娯楽ではない、音楽を愛する大人のステージ。
アルバムを聞いたのも昨日だったし、プロフェッショナルのシカオちゃんの回を見たのも昨日だったけど、その分フレッシュな感覚のまま見られた
のは正解でした。
重厚感ある演奏は言わずもがな、シカオちゃんのボーカルも安定してたし、こんなに良い声だっけ?とアルバムで見直した思いも裏切らず、
ライティングやバックのスクリーンの使い方など、ステージ演奏も素晴らしく、楽曲の魅力を存分に引き立ててくれていました。
楽曲をイメージした映像の使い方があまりにもマッチしていて、ライブ仕立てのPVを見ているようでした。
不必要?なMCを排除したという(とは言えけっこうしゃべってましたが)だけあって、楽曲のメッセージを最大限に伝える緩急ある演出に
ぐいぐい引き込まれてしまいました。


アルバムの楽曲は勿論のこと、カバーソングコーナーでは、陽水さんの「青空、ひとりきり」をやってくれて、カッコイイのなんのって!!!
70年代のこの曲をいま持ってくるセンスにも脱帽でしたが、この時代でも十分通用する楽曲の先見性にも驚きました。
初期のシングルカップリングでカバー曲を必ず入れていましたが、この曲もそこからのチョイスなのでしょうか?

個人的に嬉しかったのは、「愛について」。~ただひとつ~♪と歌い出した時の歓声がすごくて、みんな待ってたんだな~とじんわりしちゃいました。
シカオライブでは定番の「コノユビトマレ」「午後パレ」は、今日はアレンジャー自らが演奏するという貴重なステージ。盛り上がりは言わずもがな
です。お約束の振りもみんな揃っていて楽しかったなぁ。


今、ライブの興奮冷めやらぬ中、アルバムを聞きながらの家路なのですが、ステージはこれ以外考えられないセットリストでしたが、アルバムを
聞くとこの曲順以外考えらない、と思えるほど纏まっていて、
アレンジャー武部聡志の腕を感じますね。
今日のステージでは、アルバムのインスト曲「BEATOPIA」で会場を温めてすぐに表テーマの「Progress」で驚いたのですが、この楽曲も制作
されたのはもう10年前。それから10年のアルバム『Progress』
だったので、彼らの中でもこの曲はテーマではなく通過点になっているのかもしれませんね。本編の最後はちゃんと「夢のゴール」でしたし。

驚いたのはアンコール。アルバム中唯一やっていなかった「砂時計」が来るのは分かっていたけど、まさかホントのオーラスが「Progress」だとは・・・。しかも歌詞付きで、何度も聞いているので、次の
言葉が分かっているのに、視覚で訴えられるこの曲の歌詞の強さを感じました。青くさいメッセージソングでないことは分かっているのに、
言葉がむき出しにされることで一言一言が胸に刺さって、目頭が熱くなってしまいました。勤め人である私には、どこを切り取っても自分が投影
されているようで、だよね、だよね、と噛み締めてしまいました。

ぼくが歩いてきた 日々を道のりを ほんとは”自分”っていうらしい♪

こんなこと言われたら、自分の明日に責任持たなきゃって思いますよね。


今日のMCでは必要なことをきちんと話さないと、という意図がはっきりしていて、おかげで楽曲のテーマやメンバーのツアー&曲に対する思いを
沢山聞けて、凄く得をした気分でした。
その中で意外だったのが、NHKホールが埋まらないじゃないかと本人たちが心配していたこと。
いやいやいや、何をご謙遜を、と思いましたが、ホントにそう思っていたらしく、でも開けたら満員、早々にソールドアウトで私もチケットを
手に入れるのに苦労しました。
客の期待感の高さは今日の公演のオープニングでも伝わってきて、一見大人しそうな分別ある勤め人が主の客層なのに、「BEATOPIA」での
ワクワク感と感性の大きさは予想外でした。
終演後、メンバーがステージから去る際のSEとして「夢のゴール」が流れていて、結局この曲がフルコーラスで掛かる間ずっと客席は総立ちで
アンコールを求めていて、感動的でした。
結局再登場することはなかったけど、これは主催者側も想定外だったようで、客の追い出しに苦労していたのが少し笑えました。

今回の活動、レコーディングもリハもツアーも全て4日間だったそうですが、誰がそんな短期間だと思うでしょうか?
またすぐにでもツアーをやりたい、と話していたメンバーの言葉に期待しながら余韻を楽しみたいと思います。
収録用カメラも入っていたので、何かの形でお披露目されることがあるのでしょうか?
そしてシカオちゃんは、最新アルバム『THE LAST』を引っ提げてのアンコールツアーが始まるそうです。アルバム出る前にツアーが
終わっちゃったから、またやってくれって
要望が多くて・・・と言ってましたが、当たり前でしょ!
私は後追いで楽しませてもらおうっと。

残念、福田屋

2016-06-06 19:52:53 | 雑記
ネットニュースを漁っていたらこんなニュースを発見。

福田屋さんがあの店舗を畳んでしまうとは、何があったのでしょうか?

昔、祖父の誕生日で行きましたがお料理の美味しさは勿論のこと、お店のしつらえや魯山人の器など、全てが貴重なものばかりで、老舗料亭の名に恥じないお店でした。

お店を畳むだけでなく、あの貴重な調度品まで売ってしまうとは…、実質規模を縮小するということですよね。ひたすら残念でなりません。

最近の東京は、オリンピック景気もあってか、ここぞとばかりにリニューアルが流行ってますよね。耐震とか、別の意味合いもあるのでしょうが、何でも新しくすれば良いとは思わないんですけどねぇ。
文化財はお金をかけて守られていますが、それ以外は古き良きものがどんどん壊されていくようで、寂しい限りです(涙)

ふと、美里の「TOKYO CALLING」を思い出しました。

なくしたくないものが 今のため壊されてゆく~

映画デー

2016-06-01 21:40:09 | 雑記
今日は月に一度の映画デー、そしてレディースデーの水曜日。

特に用もなかったので、久しぶりに映画を見てきました。
最初は64を見るつもりだったんだけど、直前で変更しこちら(殿、利息でござる!)を鑑賞。

実話を元にした時代物だそうで、キャストも豪華、話も良くて、満足度の高い映画でした。
実話なのに、すごーく良くできていて、これが実話じゃなかったらちょっと白々しく感じるかも、と思いましたが、実話と聞くと話の重みを感じますね。

阿部サダヲのせいか、何となくコメディのように思われますが、割りと真面目な映画です。それでも随所にくすくす笑ってしまうのはキャストのせいですかね?

私の好きな超高速参勤交代とキャストがかなり被っているので混乱しましたが(続編の予告も流れていたので)、こちらはかなりマジメに描かれていました。

私が最も印象に残ったのは、ストーリーではなくエンディングの曲。
RCサクセションの「上を向いて歩こう」だったんです。
なんで、いま清志郎?!と驚きましたが、ストーリーを考えると納得です。

スマッシュヒット中というこの映画、なかなかオススメです。