



福島区海老江から北区豊崎までを通る「淀川左岸線2期高速道路計画」。
淀川の堤防の中に道路を埋め込むという世界でも例の無いものです。
私たちは20年以上前からこの計画に対し安全性の問題、環境の問題などをうったえて来ました。
今年9月から工事が着工され、それに伴い周辺の淀川河川公園も利用することができなくなりました。
先日「淀川河畔に公害道路はいらない福島区連絡会」の皆さんと左岸線の着工状況を見学に行きました。
河川公園のテニスコートと駐車場だった場所は地面がはがされ、野球場もフェンスが撤去されていました。
今は工水函渠(かんきょ)撤去工事がおこなわれ、淀川の非出水期(10/16~6/15)に仮堤防工事がおこなわれます。
本体工事が一番先におこなわれるであろう阪神電車淀川駅付近(海老江8丁目)の堤防に立つと、目の前には先月の台風21号で流れてきたゴミが木の枝に引っかかっていました。
「ここまで水が来たんや…」
本来なら災害防止の役割を一番に果たさなければならない堤防。その中に巨額を投じて高速道路を走らすことが住民のためになるのか。
高速道路よりも堤防強化で防災のまちづくりをと引き続き声を上げていきます。