キク
信頼
神はかつてご自分の愛、ご自分の現存を示すためにイエスを世に遣わされたように、
今日この時、わたしたちを遣わしておられるのです。
マザー・テレサ
昨日、第一日曜礼拝の中で賛美をしている時でした。
-信じきれるものがない人が増えている
愛し合えない悲しみ-
ふしぎな言葉が賛美の中から響いてきた気がしました。
いじめや戦争、憎しみや恨み妬み嫉みなど、人間が持つ感情の底辺にあるもの。
相手を信じ切ることができない。
人との信頼関係がない世界。
人を愛せない。
寂しいなと思いながら賛美を続けました。
毎回、礼拝の前には
「電源を切って下さい」とアナウンスがされています。
礼拝中にスマホの電源を入れる人を時々見かけます。
暗いので光が目に入ります。
その人たちは、熱心に画面に見入って指を動かしています。
便利な世界が一気に身近になったことは、魅力的だと思います。
スマホが一般に浸透して以来、あっという間に地球上では、ネット社会が広がりました。
欲しいものは簡単に手に入る。
知りたい世界も検索すれば知ることができる。
世界中の人と繋がれる。
いいねをクリックすると、自分が認められた安心感を得られます。
承認欲求が満たされるため、安心する心理が働きます。
人に認められたい欲求は人間が誰しも、持っている欲求です。
家庭内で親に認めてもらえないことから起きる悲劇は、
その人の人生のどこかで社会生活に影響を与えます。
せめて、家庭の中では信じ切る愛、変わらない愛をと祈ります。
育児はとても重大な仕事です。
環境が許せば、3歳までは両親の愛情の中で育ててあげたいものです。
スマホでメールをする人は、すぐに返事がこないと不安になります。
ラインをする人は特にその欲求が強く見られます。
返事をしないと、不安になって「きらわれた」と再度メールが来ることもあります。
時間差、相手の時間や立場を認めない思い込みによる心理状態が生まれます。
待つことができなくなって、関係のない他人に感情をぶつけ、自分に良くしてくれる人だけが良い人。
おかしなルールをつくってしまいがちになります。
それ以上に電磁波で脳や神経が破壊されることが怖いですが・・・。
”そのすることは、すべて人に見せるためである。
（マタイ23：5）”
神さまは人間をご自身に似せておつくりになられました。
天地創造以来、イエス・キリストとなって死んでよみがえられ、
今に至るまで、人間をずっと見てこられ、
最愛のイスラエルにも背かれて尚、
人を愛されてそばにおられます。
悔い改めて還ってくるのを待っておられる愛。
神さまがつくられた存在だから・・・愛の愛を示され、つくし続けておられます。
神さまは全知全能の神です。
空気を簡単に止めることさえできるおかたです。
イエス・キリストは十戒の中の二つだけを弟子たちに言われました。
”心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。
自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。（マタイ22：37～39）”
信じるだけで良いと言われる神さま。
神さまは言葉を撤回なさらないので、条件を出されません。
人間が互いに愛し合うなら、本当の平和が来る。
光が射してきたような思いになってきて、
嬉しいなと思い、祈りました。
イエスさまは、「神の国はあなた方のただなかにある」と言われます。
愛し合い、信じる、信じきる思いが生まれてくると、神の願いもわかるようになります。
平和な社会になります。
子どもが親を信じきれる社会へ
親も子どもを信じ切る社会へ
人を信じられる社会へ。
わが子のためならいのちを捨てても惜しくない。
それ以上の愛が神の愛です。
神さまの愛に触れたら人を信じられるようになります。
まず神がわたしたちを信じてくださっているからです。
永遠まで愛してくださり、信じられる神さまがおられます。
降り注がれている愛を知る。
なんと嬉しい感謝でしょう。
”空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。
けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。
あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。
（マタイ6：26）”
