だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 自主制作盤から19歳メジャー・デビューへ《クリストファー・ホリデイ(as)》  

15歳・自主制作盤は高校奏楽部員の音。
19歳・有名人を従えジャー・デビュー。
タッタ4年・様な表現力が4ビートを揺らす。

②『クリストファー・ホリデイ』(89)
《Cristopher Hollyday/Cristopher Hollyday(as)》
クリストファー・ホリデイ(as)、ウォレス・ルーニー(tp)、シダー・ウォルト(p)、
デイヴィッド・ウィリアムス(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。


アルバム①の自主制作盤から4年後の録音。
ジャーレーベル初リーダ作。流石に大御所レーベル、脇役が有名人揃い。
19歳の若造がそれに応えられるか?面白い。

①の吹奏楽部員のような演奏が、タッタ4年でこんなに様変わりするのか。
信じられない、まるで人の演奏。
①は自然体そのまま、無垢なアルトの音質。

4年後に、とんでもない表現力を得て現れた。とにかく、巧い、マイ。
アルトの高域音で「キ~キ~・ギャ~ギャ~」と、神経質に鳴らす奴が多い。
だが、ホリデイはそんな音は出さない。
多様な表現力で、語り掛けてくるように突っ込んでくる。
音の切れ、歯切れの良さは①と変わらない。
パッ・スパッ」と、小気味良く音が鳴る。

アタック音が強くないから嫌味もなく心地良いリズムを感じる。
黄金のジャズ期が終り、その後登場する若造に新たな・変革のジャズを望まない。
4ビートジャズ・王道真ん中のホリデイ。それでイイ。
このアルバム、大御所・有名人をバックに一歩も退けをとっていない。
聴き応えの1枚だ。


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