№14 渡欧！安堵感でやる気ない？《ズート・シムズ(ts)》

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前年録音『Down Home』｢腹の力｣がこもった音！

渡欧・パリ、安堵感・くつろぎ感｢やる気｣の無さか？

ヴィブラートの嫌らしい香りプンプン＆疲れた感が！

⑭『ズート・シムズ・イン・パリ』(61)
《Zoot Sims In Paris》

ズート・シムズ(ts)、ヘンリ・ルノー(p)、ボブ・ホワイトロック(b)、

ジーン・ルイス・ヴィアール(ds)。

《Zoot Sims　Blog紹介》

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変わらぬ良さ、ズートに｢駄盤は無い｣。と、言われるが。

特に好きでもなければ、｢殆どが駄盤｣。
共通して言えるのは｢ノスタルジックに酔う｣ズート。

当⑭でも一聴してズートそのもの。
少しの特徴は「力のこもった」感が無い。
 

優しく・太く・ウオームな音は、いつもどおり。

だが、腹に力がこもって無い、芯の無い太い音。
むしろ「疲れた｣感のズームといえる。

『ZOOT』『Down Home』は｢力＆押し｣の強い、優しく・太い音。
この音の虜になると当｢イン・パリ｣はつまらない。
ＮＹジャズ界を離れ渡欧すると、安堵感からこんな演奏になる？

A#1｢Zoot's Blues｣、ドラムの「バシャ、バシャ」ブラシが耳に突く。
現地ドラマーだろう、1・3拍目を外したアクセントが鮮烈。

バンド全体のスイング感を強くアピールしてくる。
ピアノが控え目だからズートがより濃く、際立つ。
ただ、ビブラートが目立ち嫌らしい香りがプンプン。

前年録音の『Down Home』の力強い・優しさと比べると。
渡欧による安堵感・くつろぎ感が｢やる気｣の無さに聴こえる。

♪～♪ 現地ドラマーの｢シャカシャカ｣、渡欧・安堵感のズートをお聴き下さい

Zoot's Blues - Zoot Sims

Zoot Sims In Paris Recorded live at "Blue Note Cafe", Paris, France Dec.1961

Zoot's Blues - Zoot Sims

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