№1 主役は歌手か、歌伴か《ナンシー・ウィルソン(女性Vo)》

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　 女性ジャズヴォーカル「ナンシー・ウィルソン」のレコード紹介です。～♪
 

「きゃぴ・きゃぴ」の若き声、が響く。

活きが良く、声を張上げ元気盛り盛り。

だが、アダレイ兄弟につい全集中して・・

 

一句

　“間奏の　待って楽しむ　ジャズの歌”

①『ナンシー・ウィルソン』(61)
《Nancy Wilson/Cannonball Adderley》
ナンシー・ウィルソン(vo)、

キャノンボール・アダレー(as)、

ナット・アダレー(cor)、ジョー・ザヴィヌル(p)、
サム・ジョーンズ(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。
 

《Cannonball Adderley(as) Blog紹介》

⑮『Mercy,Mercy,Mercy!』(66)№15 あおる手拍子！馬鹿騒ぎ《キャノンボール・アダレー(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

《Nat Adderley(tp) Blog紹介》

⑥『Little Big Horn』(63)№6　クール！浸みるビル街《ナット・アダレイ(tp)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

「きゃぴ・きゃぴ」の声が響く、24歳のナンシー。
とてもとても、そんな歳とは思えない。
ティーン・エイジャーとも思える若き声質。

黒人特有の脂っこさは、ちょっと薄目。
若さの「キャピ・キャピ」感がそうさせるのか。
活きが良い、声を張り上げ元気盛り盛り。
ヴォーカルだけエコーを効かせ、安っぽい響きが漂うが。

バラードだって、どうも安っぽい。

もっともっと安定感＆重量感があれば、聴き応えもあるだろうが。
 

アダレイ兄弟の4ビートに乗り、ジャジーに唄う。
とはいえ、間奏で登場する両者のプレイに意識は全集中してしまう。

インストとヴォーカル曲が交互に登場する。
アダレイのアルバムに乗っけて貰った感じだ。
まぁ～、ナンシーの付け足し感はしょうがない。
 

　一句

　“間奏の　待って楽しむ　ジャズの歌”

 

まだまだ、そんな力量のナンシーといえる。
彼女の若さを楽しむ、そんな1枚だ。
19歳・56年にプロ活動を開始。
アダレイの紹介で協演し、キャピトルとの契約に至った。
 

♪～ ｢Happy Talk｣　キャピ・キャピ声の若きナンシーをお楽しみ下さい。