だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 絶品!!アクの強さ「ウッズ節」《クリス・ウッズ(as)》

ハイトーンのシャクリ上げ「ィイ~・キィイ~」
短く音をブチ切る「パラッパラッ・ッパッ・・・・」
ッズ節の「アクの強さ」は絶品もの!!
②『クリス・ミーツ・パリス・ミーツ・クリス』(73)
《Chris Meets Paris Meets Chris/Chris Woods》
クリス・ウッズ(as)、ジョージス・アーヴァニタス(p)、
ジャッキー・サムソン(b)、チャールズ・ソードレイス(ds)。
YouTubリンク:CDヴァージョン》

レコード①の前年(73)録音、音質・フレーズ共に変わり映えしない。
ソニー・クリスとフィル・ウッズをして2で割った人。
その演奏は①に続いて②も同じで、わらぬ良さに安心感はある。
ハードバップの楽しみ・嬉しさがグイグイと遠慮なしに押し寄せてくる。
根っからの陽気人間なのか、「しく吹く」がグイグイ感染してくる。

節回しの「クの強さ」がイイ、音が伸びるクセがイイ。
ハイトーンでシャクリ上げる「ィイ~・キィイ~」がイイ。
このコブシはまさしく「フィル・ウッズ節」か?or「本人ッズ節」?
音を伸ばしたと思えば「パラッパラッ・ッパッ・・・・」と、短く切る。
この違和感を嫌う人は居るだろうが、この陽気さが何とも面白い。
 

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