だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 尻切トンボのブチ切れフレーズ《ジャン・トゥーサン(ts)》

強く硬いJ.ルトレーン風音質は潔い。
フレーズはブチ切れ・切れトンボ。
喰った気がしない・鶏ガラっさり塩ラーメンの如し。
①『カーク・イン・マーカス』(86)
《Kirk’n Marcus/
Kirk Lightsey/ Jean Toussaint 》
YouTubeリンク:https://youtu.be/H7hykwcyk2c
カーク・ライトシー(p)、マーカサス・ベルグレーブ(tp)、ジャン・トゥーサン(ts)、サンチ・デブリアーノ(b)、エディー・グラッディン(ds)。

トゥーサンはランダ生れ。バークレー音楽院卒業後そのままUSに定住。
このアルバムは、ライトシー(p)のリーダアルバム。
トゥーサンのアルバムが欲しいが、入手困難なため仕方なく買ってみた。
ここでの主役はトランペットのマーカサス。
トゥーサンはアドリブ1~2コーラスほどのチョイ役・脇役扱い。

音質は力強く硬く、コルトレーン風の音質を聴かす。
音質は得力があるが、フレーズがどうにもならん。
やたらとフレーズをブチ切る。押し付けがましいフレーズで攻めてこない。
ブチ切れフレーズは切れトンボの如し。
淡々と聴いてるとトゥーサンの存在感を見失ってしまいそう。

テナー1本でバラードを聴かすが、弱過ぎて説得力が無い。
硬く、強い音は好きだが、ブチ切れフレーズのため濃厚さも癖も無い。
鶏ガラあっさり出汁の塩ラーメンを喰ってるようで、聴いた気がしない。
存在感のいテナーマン。
辛抱強くリーダアルバムを探して、次のレコードに期待を込めるか。

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