№2 歌心に「望み」あれ《エルモ・ホープ(p)》

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　ジャズピアノ「エルモ・ホープ」のレコード紹介です。♪～♪
 

テナーが、太いシングルトーンが豊かに！

「ごつごつ」感を忘れ、個性を失くし！

ただ、左手の朴とつな単音が不気味に！

 

一句

　“歌心　ホープのピアノ　望みあれ”

②『ホープ・ミーツ・フォスター』(55)
《Hope Meets Foster/Elmo Hope》
エルモ・ホープ(p)、フランク・フォスター(ts)、

フリーマン・エリー(tp)、ジョン・オー(b)、アーサー・テイラー(ds)。
 

《Elmo Hope Blog紹介》

①『Elmo Hope Memorial Album』№1 ごつごつ！音に触れ《エルモ・ホープ(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

①『Memorial』の「ごつごつ」触感が薄らいだ。
テナーの勢いを借りてか、グングンいく。
ビバップの乗りに調子づき、クイクイと。

「Georgia On My Mind」。
フォスターのテナーが、豊かにメロディる。
アドリブも歌心良く、乗せてくれる。
勢いのビバップを離れ、グルーヴに心地良く。

続いて、ホープのアドリブに。
太いシングルトーンが、これ又、歌心豊かに聴かす。

芯のある音が、淡々とメロディーを流すように。

ただ、余りにも普通過ぎ、当り前のアドリブで。

どうも特徴もなく、アクも個性も無い。
 

あの「ごつごつ」感を忘れたようだ。
ホープ・オンリーワンは過ぎ去ったか。

 

　一句

　“歌心　ホープのピアノ　望みあれ”

左手のコードが聴こえない。
強いて言えば、それが特徴なのかと・・・。

数少ない左の単音が、メロディーに被るように。

左手の朴とつとした単音。
この音に、つい気を取られてしまう。

何でこんな「不気味」な音を被せるのか？
と、摩訶不思議なアドリブに引き込まれていく。

 

♪～♪ 　ピアノのアドリブ、左手の朴とつとした単音に注目です。