№2(英) 淡々ペースが命とり《ジョン・アードレイ(tp)》

①『Namely Me』の「箸休め」演奏！
②、爆発・奮闘のテナー！　ドラム・ピアノの絡み合い！

淡々ペースのアードレー！　49歳・これが最後に・・・

一句

　　　“　いつまでも　淡々ペースが　命とり　”

②『スタッブル・メイツ』(77)
《Stablemates/Jon Eardley》

ジョン・アードレイ(tp,flh)、アート・シーメン(ts)、アル・ヘイグ(p)、

ダリル・ランスウィック(b)、アラン・ガンレイ(ds)。
《YouTubeリンク》

JON EARDLEY / AL HAIG

JON EARDLEY / AL HAIG

JON EARDLEY / AL HAIG

レコード①では、「箸休め」のアードレーと紹介した。
①と同年録音ではあるが、グループの演奏は随分と異なる。
だが、アードレーの音質・フレーズにさほどの違いは無い。

このレコードの特徴は、A#2「Speak Low」のハイテンポな曲。
テナーが爆発・奮闘し、ドラム・ピアノの絡み合いが凄い。

①では聴けなかった目を覚ます勢いを見せる。
ただ、アードレーはこんな曲でもマイペース。

ハイトーン・畳み掛けるフレーズ、多くを期待するが①と変らぬ淡々ペース。

中音域の太く・豊かな音で堂々と安定した演奏は聴かす。
１人だけ英国紳士を気取ってるような。
アードレー、この時49歳。まだまだ活躍できる年齢ではある。

だが、77年①・②が最後の録音となった。

一句

　　　　　“　いつまでも　淡々ペースが　命とり　”