ハスキーボイス・ヘレンが明るく唄う。
マイルスのトランペットが冷たく・寂しさを漂わす。
人生観・音楽観の違いが間逆のイメージを創出する。

「Bye Bye Blackbird」とは「烏(カラス)よ、さようなら」とは違う。
「ブラックバード」はスラングで「芸人」叉は「黒人」を表す。
だから、白人はあまり唄わないんだが。
だから、白人はあまり唄わないんだが。
「ニューヨークのため息」と称されるヘレン・メリル。
ハスキー・ボイスで唄い上げるイメージは、昨日紹介の①ジャケットどおり。
この③ジャケットのイメージとは間逆。
この③ジャケットのイメージとは間逆。
シワガレ節で「♪♪バイ・バイ・ブラックバード♪~~」と、明るく唄う。
演奏が明るい、ハスキー小母さんも無理して明るく唄う。
演奏が明るい、ハスキー小母さんも無理して明るく唄う。
しかし、この曲、こんな解釈とは違うと思うが・・・・。

この曲、元は童謡らしく、ジャズのテーマに使われなかった。
ところが、マイルスが演り初めジャズ界に拡散。
ミュート・トランペットが鋭く・細く・心を切り裂く。
冷たく研ぎ澄まされた音が空間を貫き、寂しさを漂わせる。
マイルスのサウンドは、例えれば。
ヤンチャ坊主が親父にドツカレ、一人寂しく押入れで膝を抱え、涙を流す。
そんな様子がイメージ出来る。
マイルスのミュートで表現するこの曲は、他の誰にも真似できないだろう。
マイルスのミュートで表現するこの曲は、他の誰にも真似できないだろう。
③はむしろ明るく表現し、④は寂しさを漂わす。
人生観・音楽観の違いで表現するイメージが異なる。
《Bye Bye Blackbird》比較したら楽しみが増える曲です。