瀬部妙子のブログ

JAZZと共に

戒めの入院

2016年12月02日 | 日記
舌根腫瘤 、喉頭蓋嚢胞 の二つを摘出する手術を受けました。
手術も全身麻酔も初めての事だったのでとても不安でしたが、医師達の明るさ優しさ逞しさにどうにか落ち着いて挑む事が出来ました。

「ようこそ!手術室へ!」

「よ、宜しくお願いします。」

手術台へ上がると始まるまでの待ち時間がとても長く感じて耐えきれなくなってしまい、

「あの、空気が硬いんですけど。音楽とか聴けませんか?」

「OK!すぐに用意するね…音楽スタート!」

優しい先生は手を握ってくれて、大丈夫だからねと何度も囁いてくれました。
覚えているのはそこまでで、気が付いた時には手術は終わっていました。

術後すぐに高熱が出て、あぁこれが吸収熱というやつだなと思っていたのですがあまりの体の痛みと続く高熱に不審を感じた医師が検査したところ、インフルエンザでした。
どうも潜伏期間中にオペを受けたようです。
考えようによったら最も良い時期でした。
僅かでも早い発症ならオペは中止、退院後の遅い発症なら術後特有の熱と思って自宅で耐えているところです。
お陰でタミフルの処方が間に合って、喉の経過も良好なため、予定より一日早い退院となりました。
私の人生に於いてキーワードのひとつである"不幸中の幸い"はやはり継続中です。

入院中鍵盤を触ることもなく音楽も聴かずテレビも見ないで、序でに隔離の為個室に移されたので人の声もしない、、、こうなったら何もしないで居てみよう、そうしたら私は何を感じて何を考えるのか。
まぁ大半は熱と痛みで喘いでいたのですが(笑)大きな発見が数項目ありました。
仕事やプライベート面に於いて、現状が突き刺さりましたね。勘違いや非力さや思い上がりを目の当たりにすると同時に気が付いて良かったという気持ち、今はそんな想いが大半を占めています。
正に、戒めの入院生活でした。
さて、これから自宅に帰ってまずはお風呂に入りたい!です。

復帰は来週水曜日からです。早く皆さんにお会いしたいところですが感染させてしまったら困るので予定より遅い復帰にさせていただきます。