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弁証法・・・過去の清算

2005-05-08 21:45:10 | Weblog
日本民族は滅んだことはない
しかし、一度日本民族的に、滅んでみたらといい・・・と思う
実際的な歴史(1945年8月)でみると
15年戦争で滅んだ状態になり
再生された民族が、今ここに在る・・・ということになろう

その滅びから生まれた日本国憲法
主権在民と永久平和および基本的人権は
戦争で滅んだ後の日本民族の希望であった
その憲法の改正を巡ってかまびすしい・・・

そこに歴史の弁証法は働いているか?

滅びに至った過去に対して
教育勅語的な民族の回帰での再生を望んでいるのか・・・
滅私奉公、背私向公の忠義の思想
「日本国家のために立ち上がり、天皇陛下のために死ね!!」という
教育の再生をもう一度もくろんでいるのだろうか?

しかし、ここに弁証法的発展が潜んでいる
再生しようとするその過去の滅びは、アメリカによりもたらされた
もたらされたのは滅びとともに自由という名の民主主義・・・
単純なる過去への郷愁としての帰還ではなく
アメリカに庇護を受けた60年という平和である
この再生には弁証法の力が働いているだろう・・・

この弁証法的発展のもとで
国連での常任理事国入りを目指しても
グローバル化してしまった世界情勢の中で
どれだけ滅んだ過去の伝統をよみがえらせる効果
民族としての存在価値が在るだろう?

日本は独立国としての過去の歴史にどのように向き合ってきたか
たとえ、悲願の常任理事国入りを果たしたとして
日本民族が国際社会で果たすべき役割・・・
戦争のない永久平和な地球をもたらす国連での発言につながるだろうか・・・
そこに日本独自の哲学が展開されることは望み薄・・・である

弁証法とは・・・
一体どのような哲学的生き物であるのか
少なくとも、日本の哲学者の意見が聞きたい
今日この頃である

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