Simple is Best & 間

空間と時間と人間と・・・
世間と行間はどんな間違いと関係ある?

イタリア旅行で・・・

2005-08-21 22:26:49 | Weblog

36人という大ツアーであった

当然、上は70代の女性から下は12歳の小学生の男子・・・

と多彩だった 36人全員と話し合う機会はなかったが

レストランで同席した人たちとは話し合うことができた

しかし 海外旅行組のことばの端々に 何を目的として参加しているのか理解にどうも苦しむ人がいる・・・

たとえば シエナという町のカンポ広場で

17地区の代表が抽選で選ばれて 地区対抗の裸馬の競馬(パリオ)が行われるのが有名なところがある

そこの17地区の町内の名前がおかしい・・・と

バカにして笑いをとる人がいる

一見、実業家風・・・中小企業の社長さんだろうか・・・

 

共和制を守る伝統ある政治風土のシエナの街・・・

話し合いで決着がつかない問題があったからか・・・

こういう競技で解決をつけ、それが街の祭りとしての歴史的な伝統となる・・・

日本にも「けんか御輿」に代表されたり

「けんか凧」にうかがえるように似た風習はある

御輿や凧の名前には もちろん 「ホタテ」とか「イモムシ」などとはついてはいないが

それがどうして

バカにしたように ツアー客のレストランでの話題にするのだろうか・・・

海外旅行に行くと必ずそういう人・・・

日本人の優越感いっぱいの人に出会う

どうも、海外旅行することでの自分の成功の確認作業に来ているようだ・・・

 

以前 旅行中の飛行機やバスの中で酒盛りをする一団に会ったことがある

会社ぐるみで海外旅行(その時はスペインであったが)へ来ている・・・

このことは、会社の姿勢として評価できること

しかし、何で移動最中に酒盛りなのか理解に苦しむ・・・

この時も 他のツアー客にアルコールを振る舞うことで 不思議と受け入れられている

 

シエナの町内会の名前が昆虫であろうと鳥であろうと貝殻であろうと

それがどうしてツアー客に気を遣う盛り上げ(笑いをとる)なのだろうか・・・

確かに 「すごい・・・すごい・・・」と

感動の連続だけで終わる必要はない

現在のイタリアが 必ずしも日本という国より経済的に優れているというわけでもない・・・

しかし 経済的基準だけが価値判断の基準ではないだろう

このたびの旅行のツアー添乗員の話に・・・ こんなのがあった・・・

第2次世界大戦・・・というか太平洋戦争というか・・・

日独伊三国同盟でイタリアと同盟を組んだから戦争に負けた・・・と

以前のイタリアツアーの時に話していた人がいる・・・と

 

どうも 日本の旅行参加者がツアー客に得々と言っているようだ・・・

これって、一体何なのだろうか?

こんな発言をイタリア人が聞いたらまた外交問題に発展する・・・かも

 

人生は自分も含めて ただの「自己満足」の歩みだけで終わってしまうのだろうか・・・

開いた口がふさがらず・・・

ことばを飲み込むだけ・・・

 


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