昔話で交信する子ども時代
10月27日(土)18:30~20:00
国立オリンピック記念青少年総合センター
センター棟304号室(定員:70名)
参加費:1,000円/学生(協会員)500円
サポーター割800円(機関誌「子ども時代」支援者)
講 師:上原 幸子(神戸シュタイナー教育を学ぶ会代表/家庭文庫主宰)
大人は生まれた時から大人だったわけではありません。けれども、大人はこどもを前にすると、つ
い自分がずっと前から大人だったような気になって、大人の目線で子どもを見てしまい、注意をした
り、怒ったり、小言を言ったりしてしまいがちです。
でも、そんな大人も、目の前にいる子どもが持っている純粋な驚き、喜び、不安、恐怖、畏れ、あこ
がれなどを感じとったとき、自分にも同じ感情を持っていた子ども時代があったことを思い出しま
す。その思いは日常の生活の中では心の奥深く沈んでいて、もうなくしてしまったかのように思いが
ちですが、目の前にいる子どもたちの全身からほとばしりでる新鮮な感情を受けるとき、社会人とい
う衣を脱ぎ捨てて子ども時代に帰る、そんなひとときを私たちはみんな持っているのではないでしょ
うか。
昔話の世界を流れる特別な時間、昔話の主人公たちが生きる特別な空間、現実の世界ではありえな
い時間軸と空間の中に入るとき、子どもも大人もみんな昔話の世界の住人になってその世界のなか
で精一杯生きようとします。「おはなしに夢中になる」ということはそういうことではないでしょう
か?
鶴見俊輔はそんな時間を『神話的時間』と呼びました(「神話的時間」熊本子どもの本の研究会刊)。
またニーチェは『ほんもの大人のなかには子どもがひそんでいて、その子どもがあそびたがる』と
いっています(クリスティアン・モルゲンシュテルン「絞首台の歌」より)。
ただお話しが好きというだけの素人の私がどこまで昔話についてお話しできるか判りませんが、
現実の時間をちょっと飛び越えて、みなさまと特別な時間と空間を共有できればうれしく思います。
お申し込みは以下のPDFをダウンロードして、メール/FAXでお願いします。
〔PDF〕
10月27日(土)18:30~20:00
国立オリンピック記念青少年総合センター
センター棟304号室(定員:70名)
参加費:1,000円/学生(協会員)500円
サポーター割800円(機関誌「子ども時代」支援者)
講 師:上原 幸子(神戸シュタイナー教育を学ぶ会代表/家庭文庫主宰)
大人は生まれた時から大人だったわけではありません。けれども、大人はこどもを前にすると、つ
い自分がずっと前から大人だったような気になって、大人の目線で子どもを見てしまい、注意をした
り、怒ったり、小言を言ったりしてしまいがちです。
でも、そんな大人も、目の前にいる子どもが持っている純粋な驚き、喜び、不安、恐怖、畏れ、あこ
がれなどを感じとったとき、自分にも同じ感情を持っていた子ども時代があったことを思い出しま
す。その思いは日常の生活の中では心の奥深く沈んでいて、もうなくしてしまったかのように思いが
ちですが、目の前にいる子どもたちの全身からほとばしりでる新鮮な感情を受けるとき、社会人とい
う衣を脱ぎ捨てて子ども時代に帰る、そんなひとときを私たちはみんな持っているのではないでしょ
うか。
昔話の世界を流れる特別な時間、昔話の主人公たちが生きる特別な空間、現実の世界ではありえな
い時間軸と空間の中に入るとき、子どもも大人もみんな昔話の世界の住人になってその世界のなか
で精一杯生きようとします。「おはなしに夢中になる」ということはそういうことではないでしょう
か?
鶴見俊輔はそんな時間を『神話的時間』と呼びました(「神話的時間」熊本子どもの本の研究会刊)。
またニーチェは『ほんもの大人のなかには子どもがひそんでいて、その子どもがあそびたがる』と
いっています(クリスティアン・モルゲンシュテルン「絞首台の歌」より)。
ただお話しが好きというだけの素人の私がどこまで昔話についてお話しできるか判りませんが、
現実の時間をちょっと飛び越えて、みなさまと特別な時間と空間を共有できればうれしく思います。
お申し込みは以下のPDFをダウンロードして、メール/FAXでお願いします。
〔PDF〕