追いコン

今日は研究室の追い出しコンパでした。
今年は10人近くの学生が研究室を旅立ちます。

そして会場は村さ来
学生時代にしか入らないような、低価格の居酒屋さんです。
ここを辞めたらもう二度と、
一生こんな居酒屋さんにも入らないんだろうなぁと
ほんの少しだけ寂しくなりました。


私も今年度で退職するのでみんなの前に出て挨拶をしました。
学生さんから、エプロンと調理器具とワイングラスをいただきました。
　

なにかもらえたりするとか、思ってもなかったので
不覚にも涙がでそうになりましたが
みんなの前で封を開けさせられ、
エプロンを身につけ調理器具を持たされて
笑いものになったので、涙はひっこみました。


エプロンをつけて調理器具を持って泣き笑いの私に、
「僕のも開けてみて、それにたぶん似合うと思うよ」と先生がおっしゃったので
先生からのお別れの品を開けたら、エルメスのオレンジ色のスカーフでした。


・・・私は普段、スカーフをつけたりしません。


つけるセンスがないので、手を出せません。


でもみんなの前で封を開けた手前、
心の中で

どうしよう、どうしようと焦りながら・・・








なんということでしょう。









三角巾にして頭にまきました・・・　






　ありえん。
エルメス様の数万円のスカーフを頭に巻きました。





先生が「それに似合う」といった「それ」は
そのとき私が来ていた「茶色のカーディガン」のことだったと
自分の席でプレゼント包装の箱に頂き物をなおしながら気づきました。
　　
涙が出ました。
まき戻してやり直しをしたくなりました。


ホントニ、イイオモイデ アリガトゴザイマシタ。
マエムキニイキル バネニシマス。