今の所、割といいペースで投稿できてますね。果たしていつまで続けられるやら…。そんなわけで、皆さんおはようございます。
前回予告した通り、ソフトレビューっぽいことをやってみようと思います。
Twitterに感想みたいなのはちょくちょく書いてきましたが、こうやってまとめた経験はほとんど無くて、どういう風にすればいいか全く分かりませんが、今まで読んできたサイトなどを参考に自己流でやってみます。何か見にくい等の問題があれば遠慮無くご指摘下さいませ。
というわけで、早速本題に入ります。今回は「MiniTool Partition Wizard(Windows版)」の紹介です。
「MiniTool Partition Wizard」とは
まあ名前から大体予想できそうですが、要はパーティション管理ソフトです。シンプルな作業であればWindows標準の「ディスクと管理」で出来るのですが、複雑なことをやろうとすると色々無理が出てくるわけです。そういう時に活躍するのがこのソフト。HDD/SSDのクローンも作れるので、遅くなってきたパソコンを環境を保持したままSSDに換装したい、なんてこともこのソフトで出来ます(注:有料版機能)。
ある程度パソコンの知識があって、プログラミングなんかもバリバリできますよ、なんて方は、コマンドプロンプトから「diskpart」と打てば複雑なこともできるのですが、何せコマンド入力なので、1文字でも間違えたらとんでもない自体を引き起こす場合があります。このソフトは、「Wizard」とあるように、画面の支持に従いながら操作することで作業を完了出来ます。また、少し違和感はありますが、日本語にもバッチリ対応しています。初心者にとっては随分ありがたい仕様なわけですね。
以前はスクリーンリーダー環境(スクリーンリーダーを知らない人は多分このBlog読んでないよね??w)での使用に結構難があったのですが、最近のバージョンではかなり改善されてきてるように思います。
このソフト、様々な機能が搭載されてるのですが、流石に全てを紹介することはできない、というか紹介できるだけのスキルを私が持ち合わせていないので、パーティション管理に特化した部分をスクリーンリーダー使用者の観点でレビューしていきます。
使い方自体はネット上に多くの情報が出ており、そちらの方が圧倒的に詳しい解説がされているので、あまり深い部分に触れるつもりもありません。あくまで初見レビューになります。
また、
NVDAとPC-Talkerの両方で検証しましたが、NVDAの方が相性が良かったです。
入手先、インストール方法など
いくつかのバージョンがあるのですが、今回は「無料版」を使います。現時点での最新版はV12.3です。
また、後で分かるのですが、無料版の場合はパーティション管理機能とディスク状態チェック機能のみを行え、それ以上の作業は有料版が必要とのことです。何も調べずにインストール・レビューした結果、記事の後半が矛盾した内容になっていますが、ご容赦下さい。適宜修正していきます。
「
無料パーティション管理ソフト - MiniTool Partition Wizard 無料版」に入り、「ダウンロード」を押すことでダウンロードページに遷移します。
ダウンロードした「pw1203-free-online.exe」を実行するとインストールが始まります。インストールは特に難しいこともなく、「次へ」を押していけば完了します。途中でオプションソフトのインストールが求められた場合は、適宜判断して下さい。
早速起動しよう
デスクトップに「MiniTool Partition Wizard」のショートカットが出来ているはずなのでこちらをクリックして起動させて下さい。
今回試してみる機能① パーティション管理
タブキーを押していくと、NVDAだと「ツリービュー」、PC-Talkerだと「フォルダ選択」と読む場所があるかと思います。ここにはパソコンに接続されているドライブの一覧が表示されており、上下矢印キーを押すことで確認・選択ができます。
ドライブを選択し、アプリケーションキーを押すか右クリックすることで、次のメニューにアクセスできます。
- データ復元
- フォーマット
- 削除
- 移動/サイズ変更
- 拡張
- 結合
- 分割
- クラスタサイズ変更
- コピー
- ラベル
- アライメント
- ファイルシステムチェック
- 一覧
- パーティション非表示
- アクティブに設定
- ドライブ文字の変更
- NTFSをFATに変換
- パーティションを論理に設定
- シリアル番号の変更
- パーティションTypeIDの変更
- サーフェステスト
- パーティション抹消
- プロパティ
十分すぎるほどありますね。各機能の説明は行いませんが、今回は下記を試してみます。
①フォーマット
選択すると「パーティションフォーマットのチュートリアル」画面が表示されます。「パーティションをフォーマットするとパーティションのデータが破壊されます!」という説明があります。同意できる場合は、「パーティションのラベル:」「ファイルシステム:」「クラスタサイズ:」をそれぞれ設定し、「OK Enter」を押して下さい。
すると元の画面に戻ります。ここでSift+Tabを押すと、「1 保留中の操作」があり、その先に「適応」「取り消す」があります。つまり、この時点では何も操作されておらず、「適応」を押すことで処理が実行されるわけですね。
ここがWindows標準の「ディスクと管理」とは違うところです。「何か操作を間違えたかもしれない」という場合に、このソフトであれば取り消すことができますが、あちらは出来ません。取り消しが出来る分、安心感が違うと思います。
また、既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、「1 保留中の操作」と出るということは、他にも別の操作をして、同時に適応させることができるということです。並列で処理してくれるので、時間短縮が期待出来るわけですね。
ただ、ここまで書いておいて言うのもなんですが、個人的には致命的なミスを避ける意味で、毎回適応させることをお薦めします。慣れてくれば並列処理を試してみても良いかと思いますが、初めは毎回適応させるようにしてください。
なお、CTRL+Zを押すことでも処理を取り消すことが可能です。
②ドライブ文字の変更
選択すると「ドライブ文字の変更のチュートリアル」画面が表示されます。「現在のドライブ文字」が表示されますので、間違いないことを確認して下さい。確認出来たら、ドライブ文字を選択する画面になりますので、お好みの文字を選んで「OK Enter」を押します。
以降は①の手順と同じです。
③分割
選択すると「パーティション分割のチュートリアル」画面が表示されます。「新しいパーティションの位置とサイズを設定してください。」という説明があります。「パーティションサイズ」を選択し、「OK Enter」を押して下さい。
以降は①の手順と同じです。
今回試してみる機能② ウィザード
他にも下記のような機能が搭載されています。が、以降の機能は有料版が必要だと思われます(後で触れます)。あくまで参考程度に御覧ください。
- OSをSSD/HDDに移行
- パーティションコピー
- ディスクコピー
- パーティション復元
いずれも、メイン画面の「ウィザード」をクリックすることで表示されます。今回は「1」の機能のみ試してみることにしました。
OSをSSD/HDDに移行
冒頭でも触れましたが、このソフトを使うことで、HDDからSSDへの換装を簡単に行うことが出来ます。古くて動作が遅くなってきたパソコンの延命手段の一つとして活用できるわけですね。
また、私は今までありとあらゆるパソコンのリカバリ作業を行ってきたのですが、そういう場合にOSが入ったディスクを大量に複写する目的で使うことも出来ます。
Windows10は非常に優秀で、OSが入ったディスクを差し替えるだけで大抵のドライバが自動で適応されるようになっています。そのため、前述のようなことがやりやすくなりました。
なお、ディスクを使い回す場合はWindowsのライセンス認証に注意して下さい。ライセンス違反にならないよう、microsoftの規約を熟読してから行うようにして下さい。
操作手順
「OSをSSD/HDDに移行」をクリックします。なお、キーボード操作の場合、エンターではなくスペースを押して下さい。以降の②~④についても同様です。
すると、「OSをSSD/HDDに移行のチュートリアル」が表示されます。「OSを移行する方法は?お好みの方法を選んで、システムディスクを移行してください。」という説明がありますので、「A.私はシステムディスクを別のハードディスクに換装しようと思います。 - MiniTool Partition Wizardは、別のハードディスクにシステムディスク上のすべてのパーティションをコピーします。」と「B.私はオペレーティングシステムを別のハードディスクに移行しようと思います。そして、元のハードディスクをそのままにPCに保持します。 - MiniTool Partition Wizardは、システム起動に必要なパーティションのみをコピーします。」のいずれかから選択する必要があります。
この説明がちょっと分かりにくいのですが、Aの場合はシステムディスク(大抵はCドライブ)に相当するディスク内容を問答無用で全て移行する、Bの場合はシステム起動に必要な最低限のパーティションのみを移行する、という意味だと思います。
デスクトップパソコンや高性能なノートパソコンでディスクを複数搭載しており、OSが入ったディスクとそれ以外のディスクとを分けている場合はどちらを選択しても大丈夫のはずです。
ただ、一つの大容量HDDでOSがインストールされたパーティションとそれ以外のデータを入れたパーティションとを分けている場合は注意する必要があります。
Aを選択した場合、データドライブも含めて移行されるため、移行先のディスク容量が元のディスク容量以上である必要があります。例えば、500GBのHDDを500GBのSSDへは移行できます。500GBのSSD OR HDDを1TBのSSDへ移行することも当然ですが問題有りません。しかし、500GBのHDDを240GBのSSDへ移行することは基本的に出来ません。その点を考慮して選択して下さい。
Bを選択した場合、OS起動に必要な最低限のパーティションのみが移行されるため、移行先のディスク容量は小さくても大丈夫です。前述の複数ディスク搭載環境を構築している場合や、OS以外は外付けディスクに入れて運用する場合に選択して下さい。
いずれかを選択し、あとは画面の指示に従えば無事にOSの移行が完了…するかと思いきや、ここで躓きました。「登録キーを入力」のような画面が表示されます。どうやらウィザードの通りに進めていくことはできるのですが、無料版では使えないようです。残念。一切調べずにレビューしようとした結果なので自業自得としか言えませんが、これは痛かった。そんなわけで、②~④に関しても有料版が必要そうです。
最後に
というわけで、ここまでがレビューの内容になります。
初めてのレビュー記事ということで意気込んでいたのですが、途中でアクシデントが発生するというまさかの自体を迎え、中途半端感が否めない記事になってしまいました(苦笑)。
当然ですが、何事も事前の情報収集が大切ですね。今回はそのことを学ぶ良い機会になりました。
とはいえ、非常に便利なソフトであることは間違い有りません。複雑なパーティション管理をしたい方、何らかの理由でディスクを使いまわしたい方、ディスクの詳細を表示させたい方などにとってはうってつけだと思います。有料版を購入する価値は充分にあるはずです。
では、例によって長くなってきたのでこの辺で失礼します。ここまでお読みくださりありがとうございました。
引き続きソフトやアプリ、商品のレビュー記事を書いていきたいなと思うのでよろしくお願いします。また、「この記事書いて」という依頼も大歓迎です。それでは。
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