Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Sally & Shiro 1970

2015年11月16日 | 和物
1,トラ70619/Sally & Shiro (Polydor) 1LP 309円
1970年2月発売、タイガース在籍時の岸部おさみ&岸部四郎ブラザースのアルバムです。
CDで聴いたことはあったのですが、アナログ盤を手にするのはこれがはじめて、で その凝ったジャケットにはちょっと驚きました。蛇腹状に折りたたまれたLPサイズ6面分の両面印刷カラー・ポスターが貼付されているのです、6面見開きジャケットとでも申しましょうか、そのポスターの表面は二人の全身写真で広げると30㎝×6で180㎝にもなって正に等身大ポスターとなっています。

うたい文句は「愛と自由の一大コンセプトアルバム」、作家陣も豪華で、加瀬邦彦、沢田研二、森本太郎、加藤和彦、クニ河内、かまやつひろし、渡辺茂樹、フラワーズの小林勝彦、作詞に山上路夫等々で本人達はシローが1曲作詞をしているだけ。兄弟デュエットかというとそうでもなく殆どの曲はそれぞれのソロ歌唱。演奏者のクレジットはまったく無し。

前向きなお兄ちゃんにやる気があるのか無いのか(実は無い?)弟、その両者の漫談的な語りでつないでゆく長尺の1曲目からして聴きもの、その後も1曲、1曲が良く出来ていてイチイチ面白いです。

びっくりなのがフラワーズのスティール・ギタリスト小林勝彦の作/編曲になるインスト"YS-11"、お兄ちゃんのベースがウネリまくるハード・ロック(この曲の演奏は誰が?....気になります)。また、ボーカルが二人とも完全に沢田研二の影響受けちゃっているのも面白いところ。

1.自由の哲学
2.花咲く星
3.YS-11 (インスト)
4.しま模様の空
5.愛についての一考察
6.羊大学校歌 1番
7.愛の意識
8.羊大学校歌 2番
9.白い街
10.羊大学校歌 3番
11.マザー・ネイチャー
12.サンシャイン・フォー・ユア・スマイル
13.どうにかなるさ
14.自由の哲学・エンディング


Sally & Shiro

Sally & Shiro
愛についての一考察



羊大学校歌 3番

コメント (9)    この記事についてブログを書く
« (Fake) TMOQ - TAKRL | トップ | American Comedy Record »

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (uni)
2015-11-16 08:29:00
当時どれくらい売れたんでしょうね?
返信する
Re:Unknown (jahking)
2015-11-16 09:00:49
どうでしょう、ただ今でも中古をそこそこ見かけるので商売になる程度は余裕で売れたのではないでしょうか。なんと云ってもまだタイガースが活動していた時期ですし。
返信する
Unknown (しみへん)
2015-11-16 22:04:25
なぜ岸部一徳がサリーなのか?と常々思っていましたが、改めてウィキペディアを見てみると、
「『ロング・トール・サリー』(のっぽのサリー)に引っ掛けて「サリー」と仲間からあだ名されていた・・・」とのこと。知りませんでした。ショーケンとかは良く知られている話ですが、これも良く知られた話なのですかね?
返信する
Unknown (しみへん)
2015-11-16 22:09:41
ついでに言えば、「岸部 一徳」も「岸部 おさみ」も芸名なのですね。どちらも芸名らしくないので、本名はどれ?って思っていましたが、別にどっちでもよかったですけど・・・
返信する
のっぽのサリー (Jahking@管理人)
2015-11-16 22:28:18
歳がバレます(笑)が、GS全盛時代に敢行されていた雑誌「ヤング・ミュージック」でサリーのあだ名に関する記事を見たような気がします、ということでリアルタイムに知る世代にとっては良く知られた話だと思います。
因みにこの「ヤング・ミュージック」は当時ライバル誌だった「ミュージック・ライフ」に比べるとよりGS関連に力を入れていてグラビアもMLに比べて綺麗だった記憶があります。蛇足ながらもう一つ木崎義二氏が編集長だった「ティーン・ビート」なる雑誌もありました。これが中では一番硬派(というと云い過ぎかな)でした。

>「岸部 一徳」も「岸部 おさみ」も芸名なのですね......
あっ、これは知りませんでした、「修三」が本名だと思っておりました。

返信する
岸部シロー (Gravenites)
2015-11-17 00:49:21
彼については現在は恵まれない境遇で安アパート住まいらしいですが、タイガーズに加わるちょっと前はナベプロからアメリカで音楽を勉強してこい~という名義で西海岸でブラブラさせてもらっていたとか。クリームのライブを見た数少ない日本人です。

お兄さんとはぜんぜん異なる道を歩んでいますね。兄弟でこんなにも差が出てくるのか驚きです。
返信する
Re:岸部シロー (jahking)
2015-11-17 07:11:19
ナベプロに行かせてもらっていたのですか、てっきり自前でと思ってました(当時は建前でこう言っていたのかも)。どちらにせよアメリカ放浪帰りの飄々としたかっこよさはあったように記憶します。しかし、クリームを観ていたとは!
返信する
Unknown (uni)
2015-11-17 08:29:11
音楽情報が少なかった時代
タイガースの演奏する曲を探しに行くのが
仕事だったみたいですね。
返信する
Unknown (Jahking@管理人)
2015-11-17 08:56:36
そうですか、大役を担っての渡米だったんですね。
返信する

コメントを投稿