Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Cleanliness And Godliness Skiffle Band

2009年01月19日 | 60's,70's Rock
1,Cleanliness And Godliness Skiffle Band's Greatest Hits (Vanguard) 1LP 840円
カルフォルニアはバークレイをベースにしていた舌を噛みそうなバンド名を名乗る女性一人を含む5人組の唯一のアルバム。発売は1968年盤。レーベルがVanguardでプロデュースはサム・チャーターズということでカントリー・ジョー&フィッシュと同じようにフォーク、カントリーを出自に持つバンド。但しフィッシュほどは電気化されていませんが。バークレイを本拠ということでデッドとの交流もあったようです(確かに空気感とでも云うのでしょうか、共通点は多くあります)。

2001年に日本のキング・レコードが「Vanguard アメリカ音楽名盤道場 10番勝負」なるシリーズの一枚としてCD化されていて、そちらも後に中古で購入していてかつてこのブログでも取り上げているのですが、先日オリジのLPと適価で遭遇、思わず買ってしまったもの。

戦前/戦後のトラディショナル・ソングのカバーを多く取り上げていて全体のイメージはオールド・タイミーなストリングス・バンドなのですが、そこは自由でフラワーな1968年の聖地バークレイ、明らかにロックの新しい波をかぶっていて一筋縄ではいきません。当時のサンフランシスコの空気をいっぱいに吸い込んだヒッピー風趣味趣味バンドという趣。

実はこのバンドのことを知ったのは随分と昔の話。あのミック・ジャガー、ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンが参加してプロデュースがアル・クーパーというふれ込みでリリースされ、大好きだった「The Masked Marauders」の正体が実はこのクリーンリネス・アンド・ゴッドリネス・スキッフル・バンドだと明かされ、以来長らく聴いてみたかったというもの。その願いが叶ったのが先に書いた日本盤CDを入手にて。

聴いた当初は、これがあのマロウダーズ??? と正直落胆したものですが、それを置いて何回か聴くうちに自由気ままで大らかなこのオールドタイミー・サウンドも気に入って以降結構聴いていたものでした。


コメント    この記事についてブログを書く
« The New Dawn | トップ | A Monkee Mod Girl »

コメントを投稿