今年の7月に惜しくも亡くなった"プーサン"こと菊地雅章氏の追悼再発シリーズ「WE REMEMBER POO」、日本ビクターのPhilipsレーベルで制作されていた70年代初頭の8作がユニバーサルの手で廉価発売。これを逃す手は無くCDで持っていなかったものはすべて購入、ついでにソニーから廉価発売されている同時期に残されたゲイリー・ピーコックとの共演盤も合わせて購入してしまいました。
ということで、先ずは当時一番良く聴いたこの2作を。
1,Poo-Sun/菊地雅章 (Universal Music) 1CD 1,296円
勝手な思い込みの「プーサンは難解」というイメージを覆してくれたのが1970年の本作、中でも"ダンシング・ミスト"。これを聴きたくてジャズ喫茶で何度も何度もリクエストしたのを思いだします。広義エレクトリリック・マイルス流儀の作品、が 飽くまで広義、やっぱりエレクトリック・ピアノもダブル・ドラムのポリリズムもプーサン流。
1. ダンシング・ミスト
2. タナトス
3. E.J.
4. イエロー・カーカス・イン・ザ・ブルー
5. パズル・リング
6. マイ・コンパニオン
菊地雅章(p,el-p), 峰厚介(ss,as), 市川秀男(el-p,org), 池田芳夫(b,el-b),
日野元彦、村上寛(ds), 岸田恵二(per)
1970年9月7日、9日 ビクター・スタジオ録音
Masabumi Kikuchi - Dancing Mist
Masabumi Kikuchi - Yellow Carcass In The Blue
2,ダンシング・ミスト~菊地雅章イン・コンサート (Universal Music) 1CD 1,296円
で こちらは上記盤の大ヒットを受けて同年11月に行われたコンサートのライヴ盤。A面B面に1曲づつという長尺演奏で、"ダンシング・ミスト"に笠井紀美子のボーカルでもお馴染み"イエロー・カーカス・イン・ザ・ブルー"という大人気曲のカップリング。
一度だけ観たことがあるこのセクステット、都内のどこかのホールだったのですが、はてあれは何処だったか? とにかく"ダンシング・ミスト"が大人気で会場全体がノリまくっていたのだけは覚えています。
基本コンセプトは上記スタジオ盤同様、より自由により奔放にバンド全体がウネリまくります。スタジオ録音盤には入っていなかった実弟菊地雅洋のオルガンの動きが実に効いています。
1. ダンシング・ミスト
2. イエロー・カーカス・イン・ザ・ブルー
菊地雅章(p,el-p)、峰厚介(ss, per)、菊地雅洋(org, el-p)、池田芳夫(b)、村上寛、岸田恵二(ds)
1970年11月13日、東京、産経ホールにてライヴ録音
Dancing Mist 菊地雅章セクステット (AUDIO ONLY)
ということで、先ずは当時一番良く聴いたこの2作を。
1,Poo-Sun/菊地雅章 (Universal Music) 1CD 1,296円
勝手な思い込みの「プーサンは難解」というイメージを覆してくれたのが1970年の本作、中でも"ダンシング・ミスト"。これを聴きたくてジャズ喫茶で何度も何度もリクエストしたのを思いだします。広義エレクトリリック・マイルス流儀の作品、が 飽くまで広義、やっぱりエレクトリック・ピアノもダブル・ドラムのポリリズムもプーサン流。
1. ダンシング・ミスト
2. タナトス
3. E.J.
4. イエロー・カーカス・イン・ザ・ブルー
5. パズル・リング
6. マイ・コンパニオン
菊地雅章(p,el-p), 峰厚介(ss,as), 市川秀男(el-p,org), 池田芳夫(b,el-b),
日野元彦、村上寛(ds), 岸田恵二(per)
1970年9月7日、9日 ビクター・スタジオ録音
Masabumi Kikuchi - Dancing Mist
Masabumi Kikuchi - Yellow Carcass In The Blue
2,ダンシング・ミスト~菊地雅章イン・コンサート (Universal Music) 1CD 1,296円
で こちらは上記盤の大ヒットを受けて同年11月に行われたコンサートのライヴ盤。A面B面に1曲づつという長尺演奏で、"ダンシング・ミスト"に笠井紀美子のボーカルでもお馴染み"イエロー・カーカス・イン・ザ・ブルー"という大人気曲のカップリング。
一度だけ観たことがあるこのセクステット、都内のどこかのホールだったのですが、はてあれは何処だったか? とにかく"ダンシング・ミスト"が大人気で会場全体がノリまくっていたのだけは覚えています。
基本コンセプトは上記スタジオ盤同様、より自由により奔放にバンド全体がウネリまくります。スタジオ録音盤には入っていなかった実弟菊地雅洋のオルガンの動きが実に効いています。
1. ダンシング・ミスト
2. イエロー・カーカス・イン・ザ・ブルー
菊地雅章(p,el-p)、峰厚介(ss, per)、菊地雅洋(org, el-p)、池田芳夫(b)、村上寛、岸田恵二(ds)
1970年11月13日、東京、産経ホールにてライヴ録音
Dancing Mist 菊地雅章セクステット (AUDIO ONLY)
お兄さんと違って弟さんにスポットがあたることは殆どなかったと記憶しますが、その実力はこのライヴ盤を聴いても充分に伺えます。
http://www.universal-music.co.jp/masabumi-kikuchi/
こちらに写る真ん中のお方が雅洋さんなのでしょうか。確か数年前に亡くなられたと記憶するのですが.....。
御兄弟とも芸大音楽学部作曲科出身だったと記憶します。
プーさんはナベサダさんや山下洋輔さんとの対談を読むと、几帳面で完全主義者のようですね。ソニー・ロリンズの1968年の来日公演のピアニストに抜擢されたくらいの実力者です。(彼の初来日時は前田憲男さんでした。)
そうなのですね、私も何故「Matrix」が出ないのかなぁとは思っていました、名義が「ビクター モダン ジャズ セクステット」だったからかなとも思っていました。が、今思えば、HMVが11月3日のレコードの日にアナログ復刻することが決まっていたからなのでしょうね、単発で権利を買ったのでしょうか。しかし、4,500円ではとても手が出ません(苦笑) 来年にでもユニバーサルさんからCDで出してほしいものです。
すみません、情報色々と有り難うございます。
目前で観て一番凄かったドラムはピットインで何回も観た日野元彦さん。あのキレ味、忘れられません。それと森山威男さんも忘れられません。