Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Jazz CD 3種

2006年04月01日 | Jazz
先ずはCDで3枚,Jazzものです。

1,Trance/Steve Kuhn(ECM) 1,000円
暮にはなんとスコット・ラ・ファロとの共演なんて驚愕の音源が復刻されたキューンさん。90年代以降の作品には殆ど心は動きませんがこの74年のECMでの一枚目にはリアル・タイムで聴いていたこともあってかなり好きな一枚です。当時の流行にエレピを弾いてもちゃんとこの人の音になっているところが流石です。Trance当時ずーっと共演していたスー・エヴァンスのパーカッションが時代を感じさせてくれるところが今聴くと微妙。私はOKですけど。いずれにしてもキューンさんはContact、MPS、BYGでの3枚が絶対です。ふっとおもったのですが最近の録音が好きな若いファンには逆にこれらの60年代録音は逆にダメだったりするのかも。好々爺になってしまって別人ですから。

2,Tetragon:In Pursuit of Blackness/Joe Henderson(Milestone) 1,000円
ジョー・ヘンダーソンの硬質なテナーはいいですね、その代表作ともいえる73年の2枚のアルバムの2in1CDです。イマジネイションに満ちていて本当に凄い演奏です、この時代にあったジャズのパワーを正に体現しています。
Tetra


3,Slow Drug/Donald Byrd(Blue Note) 980円
機を見て敏なというか商売人のバード先生の67年5月録音。タイトル曲を聴くと従来のファンキー路線から一歩踏み出したいがどうしたら....レーベルからの要請、サイドメンの志と力量もあったりして.....という非常に微妙な時期の録音に聴こえます。マイルス・クインテットの活動が耳に入らぬ訳がなく、先生お悩みの時期だったかなと夢想します。
Slow Drag

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