Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Free - Deep Purple

2008年12月18日 | 60's,70's Rock
1,Revenge of Heartbreaker/Free (Picaresque) 1CD 840円
クレジットではLive in Portsmouth,U.K. 1973とあります。
アンディー・フレイザーが抜けてキーボードのラビットとベースの山内テツを入れた時期のライヴ。アルバムで云うとポール・コゾフがゲスト・プレイヤー表記となって1973年1月にリリースされたフリー名義のラスト・アルバムとなる「Heartbreaker」の時期。よって云うまでもなくこのジャケ写はウソです。

02年に発売されたその「Heartbreaker」のCDのライナー(フィル・サトクリフ)によると、72年に入るとポール・コゾフの薬物中毒の症状は更に悪化し入退院を繰り返すことになり本アルバムの制作時期(72年の夏から秋)も最悪の状況で体調の良い時を見計らって録音に参加していた。その録音と平行してライヴ活動も行ってはいたが同年10月20日のニュー・キャッスルで行われた公演がフリーでの最後のステージになった、とあります。

で 本盤。ポール・ロジャース、サイモン・カークにテツとラビット、そしてポール・コゾフも参加しているのです。ポール・ロジャースはニュー・アルバム「Heartbreaker」からの曲でと曲紹介をしているし、収録された11曲のうち4曲もそのニューアルバムからの曲を演奏。更にポール・コゾフはそのスタジオ録音には参加していない"Wishing Well"まで演奏しています。

先のライナーでは72年の10月がポール・コゾフの加わったステージは最後だというし同年12月にはコゾフをツアーメンバーから外すと通告したともあります、この10月の時点はアルバム「Heartbreaker」の制作の真っ最中のはず。にも関わらず本盤収録音源はそのアルバムの発売(73年1月)直前もしくは直後としか思えない、だってアルバム発売の3ヶ月も前にその収録曲を4曲も演るかな? 更にニューアルバムの紹介までするかな? 
演ったんだからしょうがないじゃんと云われればそれまでの話なんですけど、チト気になったのでグダグダ書いてしまいました。

実は本CDと同内容の別のレーベルから出たものには1972/10/14 The Sports Centre, Bracknellとクレジットされていたりするのですが.....。

いずれにしてもこのメンツでのフリーのライヴはそう無かったはずで貴重な音源であることは間違いないですね。SB収録で音質も良好です。

1.Heartbreaker
2.I'm On The Run
3.Soldier Boy
4.Child
5.Everyday I Have The Blues
6.Come Together In The Morning
7.Wishing Well
8.Seven Angels
9.Fire And Water
10.All Right Now
11.The Hunter



2,Children In Time : The MK2 Rehearsals/Deep Purple (Boo) 1CD 840円
パープルというと「In Rock」の人なもので、この辺りのものはつい買ってしまいます。
リハーサルとなっていますが、デモ録音若しくはスタジオライヴ音源が中心ではないかと思うのですが、パープルは詳しくないので詳細は判りません。

1,Jon Stew
2,Bloodsucker
3,Wring That Neck
4,Child in Time
5,Into the Fire
6,No No No
7,Hey Joe
8,Emmeretta #1
9,Lalena
10,Painter
11,Kneel & Play #1
12,Emmeretta #2
13,Kneel & Play
14,Speed King

この曲目を見てもお分かりの通りロッド・エヴァンス在籍時のものも含まれていて如何にもブートなのですが、アルバム「In Rock」収録曲はいずれも確かに別録音、"Speed King"の歌詞違い曲"Kneel & Play"も2ヴァージョン入って「In Rock」好きには楽しめる一枚でした。
音質はレンジが狭くAM放送を録音したかのようなもので惜しいですね。多分90年代の初めCD Bootのハシリの頃にリリースされたものなので今では音質改善されたものが出ているのではないでしょうか。

Purple

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