Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

100円 LPでも (Part-1)

2008年10月06日 | ノンジャンル
さすがに以前ほどのバカ買いはしなくなったものの、つい手が出るのが100円盤。へぇー、こんなのが100円かい とでも思っていただければこれ幸い。


1,Wanted/Mason Proffit (Happy Tiger) 1LP 100円
1969年リリースのメイソン・プロフィットのファースト・アルバム。
このバンドとにかく大好きで......てなことは以前このバンドの中心人物のタルボット兄弟のLPを入手した際に書いているので繰り返しは避けますが、カントリー・ロックがお好きで未聴のかた、機会があったら是非ご賞味してみてください。アルバムは5枚、CD化もされております。

Wanted



2,Lovin' Things/The Grassroots (Dunhill) 1LP 100円
グラスルーツの69年、東芝からの日本盤。米Dunhill盤のジャケットとは微妙に色彩が違いますね。オリジナルは見開きジャケなのにこちらはシングル、裏面は日本語解説と手を抜いた体裁、この時点(東芝での初LPです)ではまだグラスルーツ人気を甘く見ていたかな。

フォークロックから脱皮してブラスを入れてシャープなポップス感を全面に押し出し始めた時期の作品、ここから怒涛の快進撃がはじまるわけですね。実はこのアルバム、グラスルーツ・ファンには珍重されているもの。後にシングルカットされて大ヒットした"ペイン(恋の傷跡)"がひっそりと収められているのです(この日本盤が出た時点では邦題もついていなけりゃライナーでも何も触れられていません)。そしてこの名曲は何故か、本当に何故か、未だにCD化されていないのですね。極最近の情報は知りませんが、少なくともライノが出した決定版といっていい2枚組ベストCDにも入っていませんでした。

私のグラスルーツ・コレクションはこちら。アルバムはこちら

Lovin' Things


米Dunhill盤と「ペイン(恋の傷跡)」シングル
Lovin' Things Pain



3,Beyond The Valley of The Dolls/O.S.T (20th Century) 1LP 100円
60年代、70年代を代表するセックス&バイオレンス映画の巨匠ラス・メイヤー監督作品のサウンドトラック盤。
タイトル曲(ソフトロック系のなかなかの曲)をサンドパイパーズが歌い、ストロベリー・アラーム・クロックが2曲(サイケ風味満載でこれもなかなか)入っていたので購入。これはいい買い物でした。

Valley Dolls



4,Hommage A Gilbert Becaud/Tony Roman (Trans Canada) 1LP 100円
60年代には有名曲を名も知らぬ歌手やバンドに歌わせて如何にもそれらしく作りドラッグストアーなどで廉価販売するという手法が大いに流行ったのですが、これもそんな一枚。ジルベルト・ベコーのカバー集。ジャケ買いです。

Tony Roman



5,Fly,Hippopotamus,Fly/Ed Lipton (Gilead Music) 1LP 100円
これも完璧なジャケ買い。
空飛ぶカバを題材にした子供向けレコード。1970年リリース。

Hippo


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4 コメント

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いよいよ (uni)
2008-10-06 13:09:01
ターンテーブルの普及も下降線でしょうか?
こんなのが¥100ほしい(笑)
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アナログ盤 (Jahking@管理人)
2008-10-07 21:03:22
ターンテーブルがいくら普及してもこのテのレコード買うのは所詮限られたファンのみですよね。

ピンとキリの格差が益々広がっていっているように感じる今日この頃です。安物買い専門の私には結構なことなんですが。
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Unknown (Gravenites)
2008-10-08 12:51:00
"Beyond The Valley of The Dolls"......これはレアですね。しかも100円!多く出回っているのはシャロン・テートともう一人が写っているジャケットですが、みんなコレクター達は何人もが写っている方を探しています。映画そのものは暗ーいメソメソした内容で、音楽がとりえの作品です。

グラスルーツの日本盤に限らずその頃の東芝のは、ジャケット、音質(カッティング)、ライナーの内容、他社に比べてかなり落ちました。特に音質がひどかった。

グラス・ルーツは楽曲のよさとプロダクション力で勝負するバンドで、その点ディブ・クカーク・ファイブと似ています。(この意味わかりますか?)
とにかく良質なポップ・グループでした。
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ワイルド・パーティ (Jahking@管理人)
2008-10-08 18:15:23
>"Beyond The Valley of The Dolls"......これはレアですね
そ、そ、そうなんですか! やっぱりラッキーでした。
実はこの映画「ワイルド・パーティ」の邦題でDVD化されているのを持っております。廉価盤で600円くらいで買えました。正にセックス&ドラッグ&バイオレンス&ロックンロールなカルト映画ですね。S.A.クロックの演奏シーンがかっこよかったです。

このサントラ盤を入手して気がついたのですが、多くの曲を音楽監督のStu Phillipsと作っているのがLynn Careyなんですね。そう、あの私もGravenitesさんも大好きなニール・メリーウェザーの彼女(奥様?)にしてママ・ライオンのあの人。元々女優だったと聞いたことがあったんですが、こんなところで出くわすとは! また、何曲かのボーカルにCarrie Nationsのクレジットがあるのですがこれもリン嬢だと思われます。

>グラス・ルーツは楽曲のよさとプロダクション力で勝負するバンド
云われてみれば音楽性は違いますが双方ともに強力なプロダクション力を持っていました。デイヴ・クラークは未だにその楽曲権を売らないみたいですね。
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