Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

和物LP モロモロ Part-2

2013年10月04日 | 和物
1,Black or White/水口晴幸 (Air) 1LP 100円
クールスを脱退した水口晴幸の1980年の初ソロアルバム、プロデュースは山下達郎、バックも青山純、伊藤広規、難波弘之といった達郎バンドの屈強のメンバー。達郎氏がプロデュースしたクールスのN.Y.録音からのつながりなのでしょう。
正直なところ今聴くとこそばゆくなる歌詞とその歌唱に引く部分(筒美京平作の1曲目とか)も無くもないのですが、達郎氏のほか松本隆、島武実、Alan O'Day、濱田金吾、椎名和夫、柳ジョージ、大野克夫が関わった楽曲と達郎氏のアレンジ、そしてタイトな演奏で充分楽しめました。ここそこで聴ける達郎氏のギターとコーラスもファンはニンマリでしょうね、今となっては失礼ながら主役の水口氏ではなく達郎氏の初期のお仕事として聴くとより楽しめるかな、という一枚。
Side A
1. Drive Me Crazy
2. あとはもう気分
3. Horror
4. Cry Baby
5. 灯りを消して
Side B
6. Daydreamin'
7. Fifteen
8. King of Rock'n Roll
9. キメてしまえば・・・
10. Black or White

MIZUGUCHI





















2,Manhattan Midnight/Toru Oki Blues Band (CBS-Sony) 1LP 100円
70年代中頃に米国に渡った大木トオルがN.Y.で結成した自身のバンドで発表したファースト・アルバム。1979年にNY エレクトリック・レディ・スタジオでの録音。ゲストにマーク・ナフタリンやコーネル・デュプリー等が参加。
CBS Sonyの総力挙げてのプロモーション活動、鳴り物入りの凱旋帰国、テレビにもバンバン出ていたのを結構冷ややかな目で見ていたのを思い出します。降って湧いたように現れたオッサンがホーンまで入れた黒人バンドを引き連れてやたらにかっこつけすぎでブルースらしきものを歌う.....そりゃー、最初は馴染めませんよね。
まぁ、実は何度も聴くうちにその"Everytime Woman"が耳についてしまいそのシングル盤を買ったりしてしまったのですが(笑)
Side A
1.I Got My Mojo Working
2.New York Mama
3.Big City Woman Blues
4.Ten Dollar Angel
Side B
1,Everynight Woman
2.Yellow Daddy
3.You Don't Have To Go
4.Shake My Blues Away
5.I Wanna Love You

Toru Oki






コメント (8)    この記事についてブログを書く
« 和物LP モロモロ | トップ | Michigan Rocks »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (uni)
2013-10-04 10:19:07
私も大木さん、触れ込みで思わず買ってしまいました。(苦笑)
返信する
大木さん (Jahking@管理人)
2013-10-04 10:40:06
ですよね、あのプロモーションはホント凄く力が入っていました。で どうでした、当時聴いて?
返信する
Unknown (uni)
2013-10-04 13:25:15
そうですね。私のやりたかったブルースじゃなくてちょっとR&Bかソウルっぽかった印象かな?
返信する
大木さん (Jahking@管理人)
2013-10-04 18:40:59
そう、私も同じような印象で、とにかく歌唱がこねくり回し過ぎでブルースには聴こえず(感じられず)ソウルを聴くような感覚で"Everytime Woman"とかは聴いていました。
最近はその名前も聴かないなぁと思いきや、現役バリバリのようですね。
http://toru-oki.com/
返信する
大木トウル (Gravenites)
2013-10-04 19:09:48
物好き心から彼の自伝(イエロー・ブルス)をわざわざ買って読んだことがあります。

また彼がまだソウル・バンド(サード)を日本で率いていたころ渋谷のオスカーや銀座のヤマハ・ホールで聞いた事がありますが、日本でも多く出てきたブルーズ・バンドと異なったキャバレー・バンドでした。

アルバート・キングとブルーズについてッ兄弟のように意気投合したとか、BBキングとも親しいとか、マイク・ブルームフィールドとお友達だったとか、日本ではちょっと複雑な家庭に育ったとか、とにかく変った経歴の持ち主ですが、確かにブルーズ・マンとしての実力はイマイチで、ショーアップされたソウル・ショーをやるバンドのバンマスとしての才能はあるとは思います。

そのヤマハで見た時は、ゲストにジョー山中が出て、そのボーカリストの実力の違いに(ジョーが上)、唖然としたものですが、黒人だけのバンドを率いて、アメリカでそれなりの実績を残したり、CBSを動かしたりする、政治的、または自己プロモーションの力は他の日本人では真似できないでしょう。

ちなみに私も彼等のセコンド・アルバム100円で買ったことがあります
返信する
大木さん (Jahking@管理人)
2013-10-04 21:34:11
ザ・サード時代をご覧になっているとは! 当時名前は聞いていましたが「キャバレー・バンド」でしたか、予想はしていましたが。

ブルース・マン/ミュージシャンというよりプロデューサー的な部分に大きな力を持った人だったのですね、それにその行動力も日本人離れしていますね、早くからアメリカの永住権もとったようですし。
そう云われて思い出しましたが、自伝本は一年ほど前にブックオフにて100円で買いました、これを機に読んでみます。
返信する
Every Night Woman (ADO)
2013-10-10 19:39:32
演歌っぽくてイイ曲ですね。カラオケにも入ってるし(真似して歌いたい)。このアルバムのCDでは、本人の意向で新録に差し替えられております。
返信する
re:Every Night Woman (Jahking@管理人)
2013-10-11 08:35:28
>ADOさん
新録に差し替えですか、何処が気に入らなかったのでしょう、ふつー、新録をしても差し替えまではやらないでしょうから、ご本人にとっては許しがたい箇所があったのでしょうね。情報有難うございます。
返信する

コメントを投稿