1,What Now My Love/Mitch Ryder (Dynovoice) 1LP 640円
ミッチ・ライダーがデトロイト・ウィールズを離れて(在籍していた時期かも)出した自己名義アルバム(1967年)。A面が「19 minutes and 56 seconds that cover the lifetime of a love affair」B面が「15 minutes and 50second of instant party」そして Produced and Directed Bob Crewというクレジット。
A面をベタベタの愛の讃歌、B面をミッチお得意のR&Bパーティ・ソングで固めてボブ・クリューがミッチ・ライダーをR&Bシンガーとしてだけでなく、大人のシンガーとしても売り出そうというしたミエミエの企画盤、云ってみれば「Two Side of Mitch」ですね(ジャケット表裏の色違いもそれを表しているのでしょう)。
ミッチ・ライダーの一番乗っているはち切れそうな時期の録音ですから、ボーカル自体はもう完璧といっていい出来、ただこのA面の大げさすぎるオーケストラに乗ってのポップ/ポピュラーソングがミッチ合うかと云えば勿論ペケ(といいつつも"Let It Be Me"の絶唱は大いにお気に入り)。B面はやっぱりバックアレンジの大袈裟加減は気になるもののさすがに素晴らしい出来、つーか大袈裟なバックコーラスを被せているもののこれはデトロイト・ウィールズがバックを付けていますね、あの特徴的なギター、ピアノ、ドラムスが楽しめます。
ということで、決してつまらない盤ではないのですが、オーバー・プロデュースは明らか。ミッチのR&B/Soul資質を自然に生かすようなプロデューサーに出会っていれば.....と大きなお世話承知でいつも思ってしまいます。
このLPを買ってから気付いたのですが英Westsideからの2枚組「Detroit Breakout」で全曲それも曲順もそのまんまにCD化されています。
Side A
1,Let It Be Me
2,I Make A Fool Of Myself
3,Born To Lose
4,If You Go Away (Ne Me Quitte Pas)
5,What Now My Love
Side B
1,Whole Lotta Shakin' Goin' On
2,Sally Go 'Round The Roses
3,Brown-Eyed Handsome Man
4,I Need Lovin' You
5,That's It, I Quit
Mitch Ryder -Brown Eyed Handsome Man
What Now My Love ~ Mitch Ryder
ミッチ・ライダーがデトロイト・ウィールズを離れて(在籍していた時期かも)出した自己名義アルバム(1967年)。A面が「19 minutes and 56 seconds that cover the lifetime of a love affair」B面が「15 minutes and 50second of instant party」そして Produced and Directed Bob Crewというクレジット。
A面をベタベタの愛の讃歌、B面をミッチお得意のR&Bパーティ・ソングで固めてボブ・クリューがミッチ・ライダーをR&Bシンガーとしてだけでなく、大人のシンガーとしても売り出そうというしたミエミエの企画盤、云ってみれば「Two Side of Mitch」ですね(ジャケット表裏の色違いもそれを表しているのでしょう)。
ミッチ・ライダーの一番乗っているはち切れそうな時期の録音ですから、ボーカル自体はもう完璧といっていい出来、ただこのA面の大げさすぎるオーケストラに乗ってのポップ/ポピュラーソングがミッチ合うかと云えば勿論ペケ(といいつつも"Let It Be Me"の絶唱は大いにお気に入り)。B面はやっぱりバックアレンジの大袈裟加減は気になるもののさすがに素晴らしい出来、つーか大袈裟なバックコーラスを被せているもののこれはデトロイト・ウィールズがバックを付けていますね、あの特徴的なギター、ピアノ、ドラムスが楽しめます。
ということで、決してつまらない盤ではないのですが、オーバー・プロデュースは明らか。ミッチのR&B/Soul資質を自然に生かすようなプロデューサーに出会っていれば.....と大きなお世話承知でいつも思ってしまいます。
このLPを買ってから気付いたのですが英Westsideからの2枚組「Detroit Breakout」で全曲それも曲順もそのまんまにCD化されています。
Side A
1,Let It Be Me
2,I Make A Fool Of Myself
3,Born To Lose
4,If You Go Away (Ne Me Quitte Pas)
5,What Now My Love
Side B
1,Whole Lotta Shakin' Goin' On
2,Sally Go 'Round The Roses
3,Brown-Eyed Handsome Man
4,I Need Lovin' You
5,That's It, I Quit
Mitch Ryder -Brown Eyed Handsome Man
What Now My Love ~ Mitch Ryder
ミッチも器用なシンガーとも思えないので、どういう方向に向かえば良かったのかは分かりませんが、大好きなシンガーだけにその後の活動が残念でなりません。
そうですね、ボブ・クリューはソロ歌手として売りたかったのは間違いないと思います。それもこのアルバムでいうとA面の路線ではなかったかと。つまりR&Bを見越して次世代のアダルト向けのシンガーにしたかったのでは。
たとえばアーメット・アーティガンの目に留まってAtlanticと契約をしていたならば....とか愚考すると想像も膨らみます(笑)
古くて綺麗なのはそれに越したことがないのですが
こういうのもまたいいですね。
米盤独特のリングウェア、そう簡単に付くものではないのですが現地買付盤には大体入っています、アメリカ人はまったくどういう扱いをしているのか、ですね。まぁ、確かにこれはこれでというのはありますが。
特に「I make a fool of myself」がお気に入り。ストリングスのアレンジは見事ですし、ミッチの絶唱ときたら!!
云ってみればボブ・クリューが作り上げた"Can't Take My Eyes Off You"の世界の典型ですよね、目くるめくジェットコースターのようなストリング・アレンジがホントお見事。この曲なんか聴いているとタイプとしてというかスタンスとしてミッチを第二のフランキー・ヴァリにしたかっのかもって思ってしまいます(つーか、このアルバムのA面は完全にそうですよね)。
https://www.youtube.com/watch?v=R1j1RRWcYSg
今夜はフォー・シーズンズ、そして我が愛する「What now my love」のA面を聴きたいと思います。
久し振りに「ボブ・クリュー・ジェネレーション」を引っ張りだして聴いています。
合掌