旧家にお引っ越し。

父の定年退職とか、この地にいる
必要がなくなったとか
まあなんだかいろんな理由で、
１度も住んだことのない実家が、
母方の祖父の家に引っ越すことに
なって、うちと１号も居合わせたので、
それこそ民族大移動で引っ越した。

祖父の家は古い家で、
どういう経緯か知らないけど、
敷地内に家が２軒あるので、
親族滞在用の母屋に引っ越すことに。

築５０年なうえに、あの年代の
お年寄りに多い「捨てない」精神で、
家の中は意味不明なものでいっぱい。

日本人形とか誰の趣味？
十二支の置物は百歩譲っても、
たぶんめずらしくはないし、
ばらばらに買ってるから、
統一感ゼロだよ…。

昔はスイッチ押したら歌ってたけど、
もう何も音の出ないぬいぐるみ、
さすがに直せないだろ。
顔がくずれた土鈴みたいな人形、
捨てるわけにいかないって…
ちょっとしたホラーだよ。
夜見るの怖いよ。
人形供養に出したら？

色あせた額入りの写真、
たぶんどっかの民芸品であろう
木彫りの人形、
２時間ドラマの凶器になりそうな
ごつい灰皿、
汽車とか車とか、おもしろいけど
あまり趣味のよくない煙草盆。
じっちゃん吸わないじゃん。
もういらないじゃん。

風通しのよい応接間にある
革張りのソファはまだ使えるのに、
ゴールデンレトリバーの
でかい刺繍が施されたクッション。
雰囲気ぶち壊し。

古い扇風機が５台、
ファンヒーターが５台、
いったい何人家族なのよ？

とにかく一事が万事、
そんな感じで、あちこち直して
住めるようにしないと
なかなか大変…。

とりあえず家具入れて、
ダンボールの中身片付けて、
山のように出たごみを
収集日に大量に出していく。

でもなんとなく落ちついてきた。

まだまだこれからだけど。
前よりはいいとしても、
やっぱり田舎でお年寄り多いから、
町内会だの組合だの、
いまだにあるの？！ってびっくり
したけど、そのへんがめんどそう。

やっぱり一軒家は大変だな。

まあでもいろいろうまくいくと
よいのだけどねぇ。