カウントダウン

調査が終わりに近づいて、小笠原生活も終わりに近づいて、
出逢った人たちとの日常が愛しくなる。

いっぱいかまってくれて、遊んでくれる諸江さん。
島のことや天気のこと、いろんなことを教えてくれる内藤さん。
いつも笑ってくれるまみさん、むっちゃん。
調査の手伝いや話し相手になってくれる亮さん。
ごはんを差し入れてくれて、かわいがってくれるゆかりちゃん。
船の上から大きい声で人の名前叫んでるはやお。
夜中にパフェ食べに行こうって誘ってくるゆみかちゃん。
お菓子友達の金澤さん。
いつもテンションの高いまりちゃん。
スーパーで取り置きしててくれるゆうちゃん。
ごはん作りに来てくれるあきちゃん。
朝の３０分だけ一緒に調査してる森さん。
イチバンいっぱい一緒にいて、イチバン感謝してるじゅんこさん。

社長、田中さん、直人さん、あいちゃん、みどりさん、和光さん、
登地さん、颯田さん、佐藤さん、一木さん、ようちゃん、ゆきちゃん、
あきちゃん、ゆきさん、やすこさん、みゆきさん、ヨッシー。

それから、あぶちゃん。
同い年なのに、お兄ちゃんみたい。
センターにいたときは、いろいろとお世話になったなあ。
毎朝ウェザーに来るから、いろんな話をしたよ。
他愛のないことなのだけど、なんかちょっと落ち着いた。
よく心配してくれてた。
実はけっこう感謝してる。ありがとう。

もうそういうのも、あとちょっとだと思うと、
少しでもいいから、誰かと一緒にいたくなる。
なるべく一緒の時間を作ろうと思う。

ちゃんと心に刻んでおこうと思う。

閉じこもっていたら、出逢えない人たちで、
この人たちがいなければ、うちは最後まで、島で孤独だった。

ずっと笑っていられたのは、この人たちがいてくれたからだ。

それに感謝して、残りの毎日を大事にしたい。
毎日笑っていたい。最後まで笑っていたい。

カウントダウン　２０