ジャッカルの日

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2015-06-15 17:26:58 | 日記

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2015-05-22 17:37:10 | 日記

銀座句会 第百五回   平成二十七年五月十九日(火)
                    於 東京銀座・待つ緒
 出席者 松尾あや子 松尾ゆり子 大里隆子 塩谷絹江
     石川列雲子 山田 雲庭  殿木和三人 星野庄介
 披講  殿木和三人

◯今月の注意点 
 ①仮名遣いは旧仮名に。
 ②「かな」の句は切れを入れない。
 ③類想に注意。
 ④切れを考える。
 ⑤助詞に注意。
 ⑥五七五の韻律を守る。
 ⑦回想の句は弱い。
 ⑧独りよがりはやめる。
 ⑨経過ではなく結果を詠む。
 ⑩一句の平仄を合わす。
 ⑪結論を言わない。
 ⑫意味で作らない。
 ⑬時事俳句は練って。
 ⑭当季の句を出句。

石川 列雲子
    幼な頃軒先上の菖蒲かな        (隆子)
【添削】軒先に菖蒲をいまも挿しけり
    病床の息子と見るや鯉のぼり     (あや子)
    空を待つ市民農園トマトかな
【添削】空きが出て市民農園蕃茄植う
    今何時判断するや時計草
    鉄線化今年も元気咲きにけり
    蚊柱や玄関先のお客さん
【添削】蚊柱や玄関先に客の声

殿木 和三人
    単衣七十七の独り酒  (隆子・列雲子・ゆり子)
【添削】単衣着て七十七の独り酒
    近寄るな大涌谷の山笑ふ       (あや子)
    夕べとは次郎の鮨の恋しけり      (雲庭)
【添削】夕べには銀座次郎に鮨とせむ
    窓際の瀬戸鉢に水田植歌
    母と子と同じ姿勢で薔薇を見る
    渡舟待つ暇を惜しむや柏餅

山田 雲庭
    阿も吽もうらやましいか鯉幟
               (和三人・隆子・ゆり子)
    灯を消して部屋へ招びたる蛍かな
                (隆子・絹江・ゆり子)
    陶枕を探してチャイナタウンかな   (和三人)
    早苗月山雲映す水面かな        (絹江)
【添削】山雲を映す代田や空晴れて
    年越の蚊遣火なれど効めあり      (絹江)
【添削】蚊遣火の去年のものなれ効き目あり
    ハコモノで幸測らずや月見草

大里 隆子
    日やけ止め塗りつつ歩む由比ヶ浜    (庄介)
【添削】日焼け止め塗りて歩むや由比ヶ浜
    また友が旅立ち悲し五月晴れ     (あや子)
【添削】また友の独り旅立ち五月晴れ
    柏餅旅のお供にひとつ持ち
    いかづちや僧を救ひし龍口寺
    江ノ島にプロサーファーの格好よさ
    燕子花光琳の画にみとれけり
【添削】燕子花光琳の画と見とれけり

塩谷 絹江
    風そよぐ木立を歩く夏の蝶   (庄介・列雲子)
【添削】風そよぐ木立歩めり夏の蝶
    薫風や離れて座り本を読む   (列雲子・隆子)
【添削】薫風や間を開け坐して本読めり
    常夜灯さざ波光るあやめ池   (雲庭・ゆり子)
    記録的暑さ吹き飛ぶ無言館       (雲庭)
    太鼓橋茎を伸ばして蓮の華       (雲庭)
    樟若葉隙より仰ぐ日の光

松尾あや子
    子供の日ケーキの上には金太郎  (庄介・絹江)
【添削】子供の日ケーキに立ちて金太郎
    腰かがめ蕗刈る媼九十九里   (庄介・ゆり子)
    風薫る波のり道路西へ西        (庄介)
    蔓薔薇の幼き日々の垣根かな
    背筋伸び真っ直ぐ歩こう花菖蒲
    母の日の響く足音隣室に

松尾ゆり子
    待ちぼうけ苦になりませぬ若葉風
                (庄介・列雲子・絹江)
    吹流し我が人生は運まかせ(雲庭・絹江・あや子)
    発言は一拍おいて心太     (庄介・あや子)
    白薔薇の照らすごときや暗き道 (隆子・あや子)
    万緑や川面たっぷり深緑        (庄介)
    蝙蝠とひょいと出交す暗き街

星野 庄介
    風鈴のしめしあはせて鳴りにけり
               (和三人・雲庭・ゆり子)
    端居する肩のすぼまる二人かな(和三人・列雲子)
    深更の網戸の闇や救急車       (列雲子)
    無意味こそ大いなる意味火蛾来たる  (和三人)
    真実は便利な言葉蝿の声       (和三人)
    洗鯉都会育ちの吾子二人

次回は
 六月十六日火曜日 開催いたします。

吟行のお知らせその二
 浜離宮集合を変更して 日の出桟橋からお船で浅草へ
 浅草界隈吟行の予定です

銀座句会 公式報告

2015-03-21 07:42:32 | 日記
銀座句会第103回 平成27年3月17日(火)
  於 東京銀座6丁目・待つ緒           
出席者  松尾あや子 松尾ゆり子 大里隆子 塩谷絹江
     石川列雲子 星野庄介     
披 講  松尾あや子
★石川 列雲子
    春セーター赤を選びて燃えるかな(隆子・ゆり子)
【添削】春セーター心の燃ゆる赤選ぶ
    春分や温くもりわかる川の水      (庄介)
【添削】春分や触れて温もり川の水
    老二人いたはりあって春来たる     (絹江)
    街中を行きかふ人も春きざす
【添削】街中を行きかふ人の春の色
    ふる里を思ひ出すのや春の川
    我が家の納戸に届く春日かな
★大里 隆子
    小女子の釘煮今年も届けます  (庄介・列雲子)
【添削】小女子の釘煮今年も届きけり
    春雨にあなたとならば濡れていい(庄介・あや子)
【添削】春雨やあなたとならば濡れて行く
    春の朝幼な子の声ひびきをり     (列雲子)
    蒸鰈錦小路で選びをり
    けだるさや春の一日うとうとと
【添削】春一日うとうとうとうとうとと
    入園を前に手作りママ苦心
★塩谷 絹江
    萬愚節柱時計の螺子を巻く
               (庄介・あや子・ゆり子)
    前向きに生きて行きます原発忌 (庄介・あや子)
    思ひやる言の葉ふはり春の野辺 (隆子・あや子)
【添削】思ひやる言の葉ふはり春日射す
    これこれと蕗味噌愛でる箸の先     (隆子)
    沈丁花友を偲びて咲きにけり
    満開の古刹の桜鐘の音
【添削】満開の古刹の桜仰ぎけり
★松尾あや子
    公園の鳩追ふ子らに風光る       (絹江)
【添削】公園の鳩追ふ子供風光る
    青空にミモザの花の揺れにけり    (ゆり子)
【添削】青空をミモザの花の占めにけり
    弥生には身に凍む夜気の帰り道    (ゆり子)
【添削】冴え返る弥生の家路たどりけり
    千鳥足花より酒の隅田川
    川伝ひ提灯頼り花見かな
【添削】川伝ひ提灯点る花見かな
    川風に頬撫でられて春盛り
★松尾ゆり子
    リズミカル米とぐ音や水温む
               (列雲子・隆子・あや子)
【添削】シャカシャカと米をとぐなり水温む
    朝寝せし小言の声の今はなく  (庄介・列雲子)
【添削】朝寝して小言の声の空耳か
    沈丁の香に若き父母浮ぶ     (庄介・隆子)
    お持たせは粋な貴方の桜餅      (列雲子)
    空の青透かしおはすや春の月     (あや子)
【添削】空の青透かし天女や春の月
    春霞まとひすっくと電波塔
【添削】春霞まとひすっくと楡大樹
★星野 庄介
    年輪の一つ加はる春日かな
               (列雲子・絹江・ゆり子)
    春風や生気あふれて女学生
               (絹江・あや子・ゆり子)
    春の昼本の埃を吹き払ふ     (隆子・絹江)
    文明の世なり田螺の鳴きにけり
    蟇穴を出でて平静保ちけり
    不吉なる思ひのふっと春の昼
◯次回は
 4月21日火曜日 開催いたします。
※山田雲庭、この日は欠席投句のつもりでした。
 出句時刻(午後6時)も失念するほどの、大忙しでした。残念。

2015年3月7日(土)7時40分平塚からの富士山、湘南平、箱根

2015-03-07 08:44:29 | 日記

ご覧のとおり、景色は楽しめません。
平塚は雨。
全国約300か所で「原発NO!」の集会が予定されてます。
あいにくの雨ですね。

第71回横浜句会 公式報告

2015-03-04 19:26:54 | 日記
第七十一回横浜句会 平成二十七年三月一日
   於:年金者組合神奈川県本部事務所    
出席者  木村真樹 中澤絹子 土志田栄子 吉永毬子     星野庄介
欠席投句 瀬谷昇人、山田雲庭、上野耕一 土志田酒童
披講   木村真樹 
  
○今月の注意点 
 ①下五は終止形で止める。
 ②経過ではなく、結果を詠む。
 ③答えを出さない。
 ④切れ字(や・かな・けり)を使おう。
 ⑤独りよがりはやめる。
 ⑥季違いに注意。
 ⑦表現適確に。
 ⑧助詞を取るとリズムが生まれる。
 ⑨無駄な言葉を刈る。
 ⑩焦点を絞る。
 ⑪季語利いているか検討。
 ⑫時事俳句は慎重に。
 ⑬解説しない。
 ⑭三段切れ注意。
 ⑮旧仮名に。
 
★土志田栄子
    三椏の蕾よ蕾さざんがく    (真樹、絹子)
    何時の間の余命の話春うらら  (真樹、毬子)
    点滴の針あとにじみ春時雨      (毬子)
【添削】点滴の針跡ひとつ春時雨
    真っぷたつ修復不能春の雷
    料峭や酔ふて大口たたく客
    花冷えやりんご追分しみじみと

★中澤 絹子
    雲雀鳴く姿見えねど揺れる木々    (庄介)
【添削】雲雀鳴く姿見えねど枝揺るる
    平和ぼけ優る幸なし涅槃西風     (庄介)
【添削】平和ぼけ優る幸なし春の昼
    背の荷物明日降ろそうと鳥帰る    (栄子)
【添削】背の荷物明日は降ろさむ鳥雲に
    春の宵妻の居ぬ間の盗み酒
    少年の命救えぬ春の川
    エコーには小さき命名草の芽

★吉永 毬子
    声あわせ平和がいちばん風光る    (庄介)
【添削】声あはす平和一番風光る
    雛まつ歌のにぎわいケアハウス    (庄介)
【添削】雛祭歌にぎはいてケアハウス
    水温む戦は嫌と人の波        (庄介)
    演説会盛会嬉し桜餅         (真樹)
【添削】盛会の演説会や桜餅
    うららかや一枚一枚上着脱ぐ
【添削】うららけし上着一枚脱ぎにけり
    友だちの家まで遠出猫の恋

★木村 真樹
    杉の花飛ぶ日只々涙ふく       (毬子)
【添削】涙あふれて飛んでいるぞと杉花粉
    春焼や廃校の窓染まりゆく      (絹子)
    訓練のはしご車はしご伸び春や
    果無事いいだしっぺの目借時
    身震ひし鳩と目の合ふ春北風
    身支度の軽くなりけり春の朝

★上野 耕一
    四年めのフクシマの春まだ浅く    (庄介)
【添削】四年目のフクシマの春浅きかな
    列車待つ一本桜の無人駅       (毬子)
【添削】列車待つ桜一本無人駅
    春の朝市場に混じる津軽弁      (絹子)
    立春やこの一年も無事に居り
    曲がり角ふと見上げれば梅咲ひて
    津軽にてじょんがら聞きし春の雪

★山田 雲庭
    春浅し爪切る足の遠くなり   (真樹、庄介)
    泥つきの春大根や百五円       (絹子)
    三月の骨董市を冷やかせり
【添削】三月の骨董市の青磁かな
    春浅し重ね着万端サイドカー
    春霞三日後無汰富士箱根
    春一番雨の車道を抜けにけり

★瀬谷 昇人
    多喜二忌や取材ノートのみみず文字
                (真樹、絹子、庄介)
    逝きたいと生きたい狭間蕗の薹 (栄子、毬子)
    ヒーローの疲労とダジャレ山笑ふ
    誕生は第九となりし黄水仙
    白梅や怒りばかりのまだら惚け
    水門の土手一面のクローバー

★土志田酒童
    土筆蒲公英小犬ころがる川の土手(栄子、庄介)
【添削】土筆蒲公英子犬転がる川堤
    平和と記し風船一つ空へ放つ     (庄介)
【添削】風船に平和と記し放ちけり
    食卓に妻と二人や蜆汁        (庄介)
【添削】食卓に妻と向かふや蜆汁 
    涅槃西風年金待つや婆の列
    黄水仙一人朝食目玉焼き
    薄氷や黒土の息ゆれてをり
                         
★星野 庄介
    目刺焼く日日淡淡と生きるべし (絹子、栄子)
    彼岸会や内緒話のこそばゆき     (真樹)
    年寄ると情淡泊に柳絮飛ぶ      (毬子)
    蟇穴を出でて互いに腹探る      (栄子)
    生きる意味問へばしきりに蟇交る   (栄子)
    早暁の大気に芽吹く気配かな
   
○横浜句会次回句会
   五月二日(土) 午後一時半集合 二時出句
   年金者組合県本部事務所  

■四月の横浜句会は中止し、全員三月二十九日の合同吟行に参加。
   吟行
 とき    三月二十九日(日)午前十時
 ところ   横浜「三溪園」集合
 費用    六千五百円

□五月三日が定例ですが、年金者組合県本部の引っ越しの日なので一日は止めました。
お間違いのないようお願います。