三陸に感「写」の館

三陸にボランティアで訪問し、私達が今後成すべき事を三陸から学びました。ここに感謝の意を込め撮り貯めた画像を共有します。

防災訓練(避難所設営訓練)について

2011-08-15 21:23:53 | 日記
わが住まいの市役所主催の防災訓練が、今月末実施される。

「東日本大震災での教訓を活かし、避難所設営訓練を実施する」
と市は広報で記述している。
実際には、本年3月末に実施しようとした避難所設営訓練を、
東日本大震災の為延期し、今月の防災訓練に合わせたものだ。

当初の避難所設営訓練から、東日本大震災の教訓を加えた
精度の高い訓練であることを期待したいし、住民としても
参加し、これまでの災害復旧経験を基に、わが市の避難所
のあるべき点を真剣に考えたいと思う。

市広報を読む限り、「平日午後に発震想定」とある。
しかし、訓練は日曜日午前である。
平日と休日の滞在する市民の構成は、明らかに違う。
私も含め、平日は東京に勤めている。
訓練に、休日の(船橋市外へ通勤する)人々が中心になって
は、この訓練をやる意味が無い。
ただし、無関心ではいけない。
初期活動には間に合わなくても、その後の運営には
携わっていくからだ。

私が駆けつける予定の避難所は海抜30mで、東京湾北部
の大地震でも津波が来ることは、東京湾の深さからして
考えにくいが、海抜ゼロの地域では、2~3mの津波は
想定に入れなければならない。
海抜の低い地域の避難所が、それに備えた避難所と
なっているか、市は考慮しているか見極めたい。
市広報が「大震災で学んだこと」がこのことであって
欲しい。

石巻市の被災状況が、わが市の被災想定の参考になる。
これは避難所設営の後の話だが、災害復旧は市民だけで
賄えないことを市は自覚してほしい。
市外、県外ボランティアの力が大きいことは、周知の
事実である。
では、わが市は、石巻市のように専大石巻キャンパスを
ボラセン拠点にするような構想があるのか?

市の過去の「総務委員会議事録(防災関連)」を拝見する
限り、申し訳ないが勉強不足を否めない。
もっと生きた教材(東北)を活かせと言いたい。
現地を見て、「わが市に足りない装備、仕組みは何か」を
学んでほしい。

本年3月、わが市が福島からの避難者を受け入れる際
機能しなかった市の関連団体。

この訓練が、市が受けた「大震災からの教訓」を
活かせない限り、市が被災した場合、復興へ向け
立ち上がれない。

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