三陸に感「写」の館

三陸にボランティアで訪問し、私達が今後成すべき事を三陸から学びました。ここに感謝の意を込め撮り貯めた画像を共有します。

ボラセン&避難訓練&来週の予定

2011-09-18 11:19:45 | 日記




今月初めにわが住まいの自治体がボラセン設営訓練と、避難訓練を実施した。
その反省をしてみた。

1、ボラセン設営訓練
  自治体の防災担当課と、社協、防災関連団体及び今春の避難所ボラ等で構成。

  ボラセン受付設営
  ニーズのマッチング
  ボラ受付、割り振り
  ボラ活動終了後のまとめ

  の一連の流れを模擬実施。

  ◎良かった点
  ・ボラ割り振り後の、ボラ活動前の社協スタッフの説明は
   体系的で慣れた説明だった。
  ・センタ内の看板等が概ね揃っていた。

  ×見直すべき点
  ・ボラ受付列は「初回」と「再来」に区別すべき。
   →グループ分けの際、上記を混合させ活動を円滑に進めるため。
    初回ボラに対し保険の加入の確認もある。
    東北のボラセンで私が行った所は100%区別を実施している。
  
  ・グループ分けのためにボラが付箋紙に名前を書いたら、
   その付箋紙はボラセンで預かり、ボラセンスタッフが処理すべき。
   →グループ分けをするホワイトボードに、ボラ自ら付箋紙を貼っていた。
    ボード前がボラで溢れ、効率悪い。

  
  訓練とは関係無いが、訓練主催者の説明を聞いて、愕然とした点

  『ボラセンの拠点が定まっていない』
   当初、中心地の自治体入居ビル高層階を検討されていたそうだが、
   3.11の経験を基に、停電を考慮し市民会館の1階に変更を検討し
   ているようだ。
   しかし、ここも津波の影響を免れない。
   付近は倒壊の恐れや火災が起こりそうな危険を、防災担当は
   どう考えているのか。

   東北の各ボラセンが、毎日何人のボラを受け入れていたかは
   HPを見れば簡単に分かり、わが自治体の規模を考慮すれば
   普段でも車が渋滞する場所の選定に無理がある。
   ボラバスの往来が容易な大学と災害時応援協定を締結すべき。

2.避難訓練

  写真が避難した体育館である。
  
  ここでは、備蓄庫と医療器具の見学と、仮設トイレ・パーテーション
  の設営を実施。
住民100人が参加。
  仮設トイレの機能に驚いた。
  汚水を浄化する。(約8千回)
  6基あるから、ここに満員(4千人)入ったら、5日間位は凌げるかも。
  一般的な仮設トイレが搬入されるまでの「つなぎ」には最適。
  あとは「火力」等自ら持ち込み対応したい。
  大変充実した訓練だった。

3.来週、東北入りする。
  お盆以降、瓦礫撤去から生活支援へと、活動内容を変えたボラセン
  が多い。しかし私は瓦礫撤去に徹したい。
  ただ、次回は時間的都合から、どれだけ復興したか、撮影&物資搬送
  に特化したい。
  



大船渡柔道場

2011-08-23 09:11:23 | 日記



床板剥がしやりました。
床下の泥だし後、石灰散布。
まだまだお手伝いはあります。

大船渡で奮闘!

2011-08-18 12:41:06 | 日記

雷雨の大船渡です。気温は24度涼しい。
柔道場の床板剥がしは、過去最大の負荷(笑)

今週は大船渡へ。

2011-08-15 22:21:42 | 日記
前記事のような一見、生意気な意見に見られるかもしれないが、
私は意見を述べる分現地に赴くようにしたい。

過去の私の記事で、大槌町でのボランティアの帰りに
大船渡に寄った写真を投稿したが、その際の「何とかならないか」
の想いを実行に移すことにした。
大船渡市ボラセンの活動指示に従うこととなる。
今の報道では、被災地への癒しを前面に出してはいるが
まだまだ片付けなければならない場所が沢山ある。

祭りを盛り上げたい・避難者を癒したい、など
明るい話題を提供してもいい。
瓦礫の片付いていない街、ハエが飛び回る街。
まずは街を綺麗にしようよ。



防災訓練(避難所設営訓練)について

2011-08-15 21:23:53 | 日記
わが住まいの市役所主催の防災訓練が、今月末実施される。

「東日本大震災での教訓を活かし、避難所設営訓練を実施する」
と市は広報で記述している。
実際には、本年3月末に実施しようとした避難所設営訓練を、
東日本大震災の為延期し、今月の防災訓練に合わせたものだ。

当初の避難所設営訓練から、東日本大震災の教訓を加えた
精度の高い訓練であることを期待したいし、住民としても
参加し、これまでの災害復旧経験を基に、わが市の避難所
のあるべき点を真剣に考えたいと思う。

市広報を読む限り、「平日午後に発震想定」とある。
しかし、訓練は日曜日午前である。
平日と休日の滞在する市民の構成は、明らかに違う。
私も含め、平日は東京に勤めている。
訓練に、休日の(船橋市外へ通勤する)人々が中心になって
は、この訓練をやる意味が無い。
ただし、無関心ではいけない。
初期活動には間に合わなくても、その後の運営には
携わっていくからだ。

私が駆けつける予定の避難所は海抜30mで、東京湾北部
の大地震でも津波が来ることは、東京湾の深さからして
考えにくいが、海抜ゼロの地域では、2~3mの津波は
想定に入れなければならない。
海抜の低い地域の避難所が、それに備えた避難所と
なっているか、市は考慮しているか見極めたい。
市広報が「大震災で学んだこと」がこのことであって
欲しい。

石巻市の被災状況が、わが市の被災想定の参考になる。
これは避難所設営の後の話だが、災害復旧は市民だけで
賄えないことを市は自覚してほしい。
市外、県外ボランティアの力が大きいことは、周知の
事実である。
では、わが市は、石巻市のように専大石巻キャンパスを
ボラセン拠点にするような構想があるのか?

市の過去の「総務委員会議事録(防災関連)」を拝見する
限り、申し訳ないが勉強不足を否めない。
もっと生きた教材(東北)を活かせと言いたい。
現地を見て、「わが市に足りない装備、仕組みは何か」を
学んでほしい。

本年3月、わが市が福島からの避難者を受け入れる際
機能しなかった市の関連団体。

この訓練が、市が受けた「大震災からの教訓」を
活かせない限り、市が被災した場合、復興へ向け
立ち上がれない。