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どうぶつ大好きで、特にネコ科♡普段書くことは大体好きなモノについて。あと人間関係、日々の呟き等々、内容は雑食系です笑

キジトラの彼女 (完結編2)

2020-10-22 17:20:00 | 日記


まどろっこしくてスミマセン



数年前にスコくんが旅立ち、看病もしっかり出来ないままお別れしたことを、ずっと悔いていたので、キジトラの彼女にその時が来たら、必ず必ずそばに居よう。


それが私の務めだし、少しでもこれまでの恩返しをしなければと強く心に決めていたのです。


その頃はアルバイトをして自分はどこまで出来るのか、試し試し生活していました。


帰宅すると家族の怒鳴り声が響き渡り、理不尽な怒りと暴言が向けられる。

TVは爆音。

逃げ出して、落ち着くまで公園で過ごしたり母校(高校)に忍び込んだり


正直、家族を殺そうと何度も思いました。

衝動が抑えられなくて家を出るという意味もあったんです。


実際、衝突して危なかったので行政の方々に介入してもらっていました。


何だかんだで祖母も私も落ち着いた(母は相変わらずでしたが)

その矢先に祖母が体調を崩し、入院。


着替えを持って行ったり、手術の同意書、医師からの説明を受けたりバタバタしていました。


すると、キジトラの彼女が足温器の上で硬直している 脈がとても速い。


12分で戻るけれど、心配になり動物病院へ。


てんかん発作だと言われました。


段々と発作の頻度と時間が増える彼女。


泣きながら病院へ急ぐ。


ついに寝たきり状態になってしまいました。


発作の影響なのか、目も見えていない様子。


もう、この仔は助からない。

彼女との時間をもっともっと大切にしようと思っていたのに。


あの仔はもう階段を猛ダッシュで登ることも出来ないんだと思うと涙が止まらなかった。


身体の中のモノをごっそり抜かれたような感覚でした。


でも、彼女は頑張りました。

薬が効いてきたのか、見る見るうちに回復。


寝たきりだし、最期くらいはとあげたことのないスモークサーモンを鼻面へ持っていくと、ペロッと食べたのです😳

これはいけるかも知れないと彼女の生命力を感じました。


起き上がって、目が見えないながらもあちこち歩き回り、行き止まりや隙間にぶつかるとジッと固まる彼女。

冷えは良くないと聞いていたので、ストーブの前にゆっくりと降ろします。

不安なのか、私の膝に顔を押し当ててくる。


「大丈夫だよ、私が守るから。あなたの目になるから。ずっとそばに居るからね」

と彼女の身体を包みながら何度も話しかけました。


数日経つと、視力も戻ってきました。


本当にこんなことってあるんだ

神様ありがとうって感謝しましたね


寝たきり、失明状態から全快するなんて信じられなかったです。


またゴハンをガツガツ食べて、おやつをねだり、階段を猛ダッシュでマッサージ。


ネズミのおもちゃをズタズタにして持ち込んだコタツの中でニャオニャオ言う。


キラキラした瞳を向けてくる彼女のことを女神だと思いました。


あまりに苦しくてしんどくて、死を望んでいた私は、この仔と一緒に生きたい。

守りたい。

そんな風に変わっていきました。



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