先日、スマホで「なんでもないや」という曲を流していました。
2年程前、辛く苦しい時に聴いていた曲。
映画もその時期初めてTVで観て、つい見入ってしまったのが懐かしいです。
その後流れてきた、
ハナミズキ。
何度も聴いているのに、急に涙がぽろぽろっと
んぅ⁉️
この曲、我が母の十八番なのです←
カラオケでは必ず歌うとのこと。
好きな歌の話なんて殆どしない人なので、これが好きだな。と聞いた時はチョイ驚きました。
歌詞はね、モチロン知っていましたよ。
スマホに入っていますから。
どこかで、9.11をイメージして歌い手さんが作った曲だと聞いた覚えがあります。
(❇︎本当かどうか定かではありません)
ふいにあの曲が流れて来た時、歌詞がスーッと素直に心に届きました。
それまで、母が好きと言ったことで何となく避けていた笑
私と母の関係って歪で、距離は不自然に近いのですが、心となるともう取り返しがつかない程遠い。お互い見えないし、分からない
だから肝心なことは話せない。
幼い頃から。
かつて、母の存在は私の全てでした。
あの人が笑えば私も笑う。
悲しめば私も悲しい。
どこからどこまでが自分なのか分からなくなる程、母とは近すぎたんです。
それが段々とおかしいな、なんだか窮屈だなぁと感じるように。
でも、最初からそうなので。
自分にとっては当たり前の関係性でした。変えようとか明確に思うことはなかった。
それが、高校生くらいからかな、、
色々起こりました。
(長くなるので今回は割愛しますw)
結果、確執が出来ましたが、表面的には仲良くやってるような、そうじゃないような…
なので、ハナミズキを聴くと母の恩着せがましさ諸々が蘇ってきて、正直気持ちがわるかったです。
なのに、先日は。
私が変化したのでしょうか…
あの母がこの曲を歌う理由みたいなものが伝わって来たんですね。。
数多くの元職場で(笑)間近に見てきた幼子と母親たち。
私はどうしても子どもの視点から親子関係を見てしまうんです。
一部のお母さん達に対して嫌悪感のようなものを感じていました。
自分の思い通りにしようと、子の気持ちや意思を全く無視する母親。
未だ0〜1才すぎの子に対して、あれもできない、これも出来ない。だから自らの負担となっているとしきりに話す母親。
幼子に大人の都合を理解せよと強いて、当たり散らす親。
子がきらいな親。
親だからって完璧なわけじゃない。
親だって人間。好き嫌いもある。
それは理解できます。
けれど、あまりに自分勝手な親には吐き気すら感じました
子どもが思い通りになんてなる訳ないんです。
なったとしたら、そちらの方が心配です。
親と子は特別な関係にありますが、全く別の人間です。
育児は決してラクなものではありません。
発達の早い遅いを他者と比較しても、あまり意味がないのです。
(比較してしまう気持ちは想像できるのですが…😭)
話が少し逸れました
そんなこんなで色々なお母さんと子ども達がいたんですね。
私が今まで知らなかったような親子たちでした。
で、自分なりにそういう親たちと、どう接していこうか結構悩みました。
何故かって自分の中に相手に対する反感があるからです
本当はお母さん達のそのままの気持ちを受け止めて、寄り添わなきゃなのに
正直そうしたいとも思わなかった自分。
ふざけんなーですね。
そんな風に感じる自分に呆れていました。
親子支援って難しい…
お母さんに働きかけるって言ってもなぁ…
マニュアルでもあれば良いのに
なんてね。
そんなモヤモヤ〜を消化できていなかった時に、ハナミズキ
私の母は歌詞のように健気で見返りを求めない人ではありません。
でも、それでもこうありたいと願い、
この歌に共感していたのだと思います。
実際私が学生の頃までは、必死に尽くしてくれていたように感じます。
私に道を譲ってくれていた。
ただ、あまりにそのことを頻繁に口に出して伝えてくる、口論の際は必ず持ち出して私を抑え込もうとするタイプの人でした。
罪悪感と負い目と憎しみで、母の本当の気持ちが今まで見えなかった。
今回、そういうものがパーっと脇に追いやられて母親の純粋な気持ちだけがストレートに伝わってきたのです。
ハナミズキを通して笑。
そうだったのか!!
でも身体や心のバランスを崩すほどの我慢なんてして欲しくなかった。
まずは自分のことを最優先に考え、大切にして欲しい。
と、私も率直な気持ちが出てきまして。
何だか十数年間、母に対して持ち続けていた気持ちが変化してきている。
そんな不思議な体験でした
結局長くなってる…
長文スミマセン。それでは