J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

アリマキ

2007年07月03日 | Weblog

一葉が、広がる世界を描き出す。

つぶつぶ、つぶつぶ、アブラムシ。

彼らは、どんな風に生きてるかな。






天敵テントウムシが、もぐもぐ、もぐもぐ。

アブラムシは、増えすぎた自分たちが植物を枯らし、自分たちの行く末も危うくなることを知っている。

だから、大量の仲間といると、天敵であるクサバカゲロウを呼び出すカイロモンという物質を分泌する。

わざわざ敵をおびき寄せて、自分たちの個体数を調整する。

恐るべし、アブラムシ。

自分で、そのことを知っているのだろうか。

どうして、そういうことになったのだろうか。

生き物の工夫は底知れず、面白い。


〇埼玉大学教養学部 奥本大三郎教授
http://www.hitachi-hitec.com/about/library/sapiens/016/pre2.html


もっとも、自分が食べられるためではなく、あわよくば、誘い出した天敵に、周囲の仲間を食べてもらい、
自分のえさが絶えないようにしようということか。





この餌場だったら、テントウムシが産卵するにも、もってこい。
この木の葉にとっても、テントウムシは、守ってくれる存在だろう。

とすると、葉っぱにとっては大迷惑の敵、アブラムシも、天道虫を住み着かせて番をしてもらうためには、味方?

共生関係は、複雑だ。





アブラムシは、英名をANT COWという。

アリにとっては、蜜を授けるアブラムシが、家畜ってことですか。

近づいてお尻を、とんとん、とんとん。

アブラムシは、美味しい蜜を出す。

アリは、アブラムシを守る気にもなろう。

しかし、どうしてそういうことになったのだろう。

遠い昔のいつの日か、おっとぉ、とあわてんぼうのアリがぶつかった時に、
びっくりアブラムシが、驚いた拍子に蜜を出して、それからのおつきあい、なのかしら。

もっともお互いに、なくてはならない存在、いなければ生きていけない存在、でこそないけれど。


〇アリとアリマキ 「門を出て」
http://www.geocities.jp/sakky_jp/ariarimaki/ariarimaki.html

〇共生
http://phi.ypu.jp/oldlec/ecology_p11.html

〇アリマキ
http://www.geocities.co.jp/Athlete/4456/sub-2_ins_arimaki.htm





実は、アブラムシには、なくてはならない共生の相手がいる。

体内に一緒に生きている微生物、ブフネラ。

アブラムシの細胞の中で、どちらがどちらとはいえないほどの密着関係を保っている。

ブフネラが、宿主であるアブラムシには合成できないアミノ酸を作り出す。

ミトコンドリアや葉緑素、大腸菌、そうやって、わたしたちは生きてきた。

そしてこれからも。


〇世界で始めて共生微生物ブフネラの全ゲノムを解読 理化学研究所
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2000/000907/index.html

〇相利共生
http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/symbiosis.htm

〇細胞共生説
http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/Margulis.htm


ことほど左様に、地球上では共に生きることでしか、生きていけない。
共生が、爆発的な進化や繁殖の手助けとなっているのだそうだ。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
 夫が定年退職を迎えた時、どう思う? 
神戸市のNPO法人が、団塊世代の夫を持つ妻約150人の「本音」をアンケートした。
複数回答で109人が「心よりおつかれさまと言ってあげたい」と答えたが、99人は「もろもろの不安を感じる」。
結果はA4判、16ページの冊子にまとめられたが、表紙にはこう書かれている。「心の準備と覚悟をしてご覧ください」

 NPO法人「しゃらく」が、「リタイア後の男性の生きがいを見つけるためには、妻の視点が大切」と兵庫県内全域で調査した。

 「もろもろの不安」の内訳は複数回答で、「夫がどうやって毎日を過ごすのだろう」(53%)が最多。
次いで「経済的なこと」(45%)、「自分の自由な時間が奪われる」(40%)、「夫の世話をする時間が増える」(36%)と続いた。

 自由回答欄には、
夫在宅ストレス症候群になりそう▽朝8時から夕方6時までは別行動したい
▽時間を持て余し、妻の行動に口出しするのが目に見えている。
つかず離れずが理想――などの意見が並んだが、「刺激が強すぎる」として冊子には掲載しなかった。
。。。。。。。。。。。。。。。。。http://www.asahi.com/life/update/0703/OSK200707030019.html?ref=goo
〇NPO法人しゃらくhttp://www.123kobe.com/


共生は、お互いに利があることで成り立つようだ。

定年を迎える皆さんには、ゼヒに、引き続き社会で活躍して欲しい。

立場は一個人に戻り、その上で、持てる才、能力を、いきいきと輝かせて欲しい。

社会は、地域は、退職後の人々とも共生している。

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2 コメント

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Unknown (wasawasa)
2007-07-07 12:30:28
自然のシステムって深いものがあるね。
昨日「不都合な真実」をDVDで見たんだけど、こういう人間には絶対わかんないことが少しずつ崩れていくと大変なことになるんだよなぁ。
人間のストレスも同じだけどね。まだ解決方法は努力次第でいくらでもあるから。逆に人間の悩みの方が天道虫やあぶらむしのよりちっぽけだよね(笑)
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ストレス、かア、なるほど。 (本人)
2007-07-07 18:55:06
均等に影響が出るんじゃなくて、偏って出始めるのが当然なんだね。

偏っているうちは、まだ、道があるってことなんだねえ。

ヒト的生物システムを俯瞰して誰か作って見せてくれないかなあ。
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