J’sてんてんてまり

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基準がずれた地震

2011年10月21日 | 東北地方太平洋沖地震
今日公布、施行の日本経緯度原点の原点数値の改正。
東日本大震災で、日本列島は、ずれた。
基準点も、ずれた。
日本の原点が動いた。
そこで、今日から日本の緯度原点は、東経139度44分28秒8869となった。
緯度は32度20分46秒209.
水準原点は、24.3900メートル。
全体から見ればわずかであっても、瞬間に地球上での位置が変わるほど、動いたんだね。
この基準から、各地の基準点を決めなおして、今月末に公表だという。
所有する土地が減ったり増えたりもするんだろうか。


測量法(昭和24年法律第188号)第11条では、
基本測量及び公共測量の基準について、
位置は地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示することとされています。


このうち地理学的経緯度は「日本経緯度原点」を、
平均海面からの高さは「日本水準原点」を測量の原点とし、
その地点及び原点数値は測量法施行令(昭和24年政令第322号)
第2条第1項及び第2項に規定されているところです。

平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴い、
日本経緯度原点及び日本水準原点の移動が確認されました。
原点の位置が移動したことにより地点と原点数値に乖離が生じたことから、
測量の正確さを確保するため、原点数値を改正します。
(1)日本経緯度原点の原点数値の改正(第2条第1項関係)
  [1]経度
    「東経百三十九度四十四分二十八秒八七五九」を
    「東経百三十九度四十四分二十八秒八八六九」に改めることとする。
  [2]原点方位角
    「三十二度二十分四十四秒七五六」を
    「三十二度二十分四十六秒二〇九」に改めることとする。
(2)日本水準原点の原点数値の改正(第2条第2項関係)
    「東京湾平均海面上二十四・四一四〇メートル」を
    「東京湾平均海面上二十四・三九〇〇メートル」に改めることとする。

@測量法施行令の一部を改正する政令について 国土地理院
http://www.gsi.go.jp/seisakuchousei/seisakuchousei60002.html
ことし3月の巨大地震では、
本州の地盤が最大で5メートル余り東へ移動する大規模な地殻変動が観測されましたが、
日本の測量の基準となる東京の都心の「原点」も、東へ27センチずれていたことが分かり、
国土地理院は緯度や経度などを修正することになりました。
国土地理院によりますと、3月の巨大地震や余震などによる地殻変動で、
各地の緯度や経度、それに標高の基準となる「基準点」は
東北や関東を中心におよそ4万5000か所がずれ動き、
宮城県では地盤が最大で5メートル余り東へ移動しました。
国土地理院が正確な位置を測量し直した結果、全国の「基準点」の中心となる
▽東京・港区の経度と緯度の「原点」は地震の前に比べて東へ27センチ移動し、
▽東京・千代田区にある標高の「原点」も2.4センチ、沈下していたことが分かりました。

国土地理院は政令に記載されている「原点」の緯度と経度、それに標高を修正し、
21日から運用することになりました。
災害によって「原点」が修正されるのは、
大正12年の関東大震災による地殻変動を受けて標高が修正された、
83年前の昭和3年以来だということです。
国土地理院は修正した「原点」に基づいて各地の「基準点」の正確な位置を決め直し、
今月31日に結果を公表する予定で、
被災地の復興や街づくに欠かせない土地の測量に生かされることになります。


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