J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

スクワットはあったまる

2005年12月14日 | 人にぞっこん
新しい年を、優雅に旅行先で迎える。
家の母親の夢だそうだ。
どんな旅行を夢見ているのだろう。

ドイツにビクトリアという有名なホテルがある。
世界一のホテルだという。
エコホテルとして。

エコホテル ビクトリアは、言ってみれば、
無駄なく快適に過ごすサービスを考えているのかもしれない。
地球の邪魔にならない快適さを求めて、そのための複雑なバランスをとりつつ、
我慢と便利を足し算、引き算。

サービス業として、客ともてなし側でありながら、同じ地球住民としての視線を持つ。

このビクトリアへの宿泊も含めたドイツ・フランスエコツアーに出かけたのが、
静岡県立大学 国際関係学部の一年生、松野下琴美。

中学時代の恩師に誘われた松本英揮の講演会に出かけた時のことだった。
この人と話をしたい、と公演終了後、歩み寄った。
その折に、エコツアーのことを知る。

行きたい。。。。。

だが、このとき既に彼女には、フィリピンへのホームステイの予定があった。

でも、行きたい。。。。

バイトをがんばろう。

こうして今年、学んで、働いて、エコツアーに行き、フィリピンに行った。

きっかけを作ってくれた松本さんは、折りたたみ自転車を手に、
100に近い世界各国を駆け巡っている筋金入りのエコロジスト。

同行したエコツアーでも、最終日、ヨーロッパで別れてから
フランスで語学を研修し、その足でアフリカに入り、エイズ予防のボランティアをし、
つい先日帰国。

みんなに、松本さんの話を聞かせたい。
自分が出会った講演会は、中学生のためにと銘打ってあったが、
誰が聞いても、面白く、判りやすい。

松野下琴美は、思いつく。

松本さんの全国ツアー「地球のスライドショー」を、静岡の人にもっと見てもらおう。
私が呼んで、きてもらおう。

でも、1人じゃ出来ない。

エコツアーから帰って、周囲を見渡すと、一人ぼっちのような気がした。
18,19の仲間たちは、興味を持ってくれるだろうか。
友人たちに話をする。次第に仲間が集まった。
「仕事を分け合うって、楽しいですねえ」
一緒に活動してくれる仲間のことを、そう表現した。

中学時代、バスケ部で活躍した。
この頃の恩師が、環境について、いろいろ考える機会を与えてくれた。
世界の貧困について興味を持ったのは、恩師の影響だと思う、と語った。

考えた。

何故、貧富の差があるのか。
これは、環境だ。
環境は、一つの国では図れないし、くくれない。
全体の、世界の、地球の、関係性だ。

そして、行動コースのある国際関係学部を選ぶ。

入学時に小論文試験があった。
中学の恩師に相談したところ、新渡戸稲造の武士道をすすめられる。
読んで、思った。

国際というなら、まず、日本人としての自分にも理解を深めなければ。

さらに、言う。

やりたいことを捕まえているために、身体に戻らないと。

日本語の、身体に関する言葉の多さにも感じ入っている。
体の持つ言葉を、彼女は大事にする。

バスケ部の中学、高校時代は誘われて、陸上へ。円盤投げと槍投げで、インターハイに。
球技と、フィールドをやった。
大学では、武道をやりたい。

武道場を訪れる。閑散としている。。。。。。

柔道を始めよう。

こうして彼女は、学生と、サークルと、社会活動と、資金稼ぎのバイトと、
日々を忙しく過ごしている。元気な笑い声で。
どうやら、恋も。。。。。

松野下琴美の主催する松本英揮全国ツアー「地球のスライドショー」は、
12月16日、金曜日、午後6時半から県立大学で開催される。
いよいよあさってになった。

子供から大人まで、誰にでも足を運んで欲しい、という。

学校に掛け合って、駐車場も使える。案内には、仲間の学生が立ってくれる。

さて今、彼女はどんな気分でいるだろう。



松本英揮全国ツアー「地球のスライドショー」於静岡県立大学

12月16日 金曜 6:30pm~

大人 1000円 学生 600円 小学生 無料  Pあり
*前売りは、100円引き


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