魚有り、と書いて鮪なんである。
堂々たる体躯、この惑星を縦横無尽に泳ぎ回り、海をかき混ぜながら回遊する。
素晴らしい流線型の体と、バイタリティ。
鮪の水揚げ日本一の清水港に誇りを持つ、清水駅前銀座商店街振興組合は、鮪が主役の鉄火巻きで、日本一に名乗りを上げる。
今年も「鉄火巻き日本一に挑戦!」
明日10月7日日曜日、清水港マグロ祭りのフィナーレの時間から、
306メートルの鉄火巻きを、700人で、巻き上げる!
事の発端は、いまや発案者の池田昇さんでさえ、あまり覚えていないくらい、定着したイベントになった。
平成8年11月に180メートルを巻き上げてから、気仙沼の存在を知った。
港の市場近く、広大な敷地で日本一の鉄火巻きを巻き上げているという。。。。
それから、毎年日本一を奪回しあう戦いが始まった。
平成10年10月に気仙沼で236メートル、11年5月に清水で241.5メートル、
こうして徐々に伸び行く鉄火巻きは、清水第9回の昨年4月29日、303メートルに!!
すると、10月に気仙沼で305メートル。
実は、その間三浦市で500メートルの噂を聞きつけ、偵察隊を派遣した。
しかし、これは細巻きな上、途中で切れているところを撮影、記録に残し、視野から外している。
事前に協力してくれる巻き手を募集したところ、締め切り前にいっぱいになった。
が、有志諸君、当日受け付け分がある。
午後2時半前に、清水駅前銀座に出向いてくれたまえ。
商店街振興組合の事務所で、当日参加を先着100人受け付ける。
巻きすは1300枚近く、酢飯は300キロ、マグロは70キロ、せーので、日本一を目指す。
巻き上がったら、皆で持ち上げ、完成を披露する。
ちなみに海苔は、持ち上げても切れないよう厚目の良質なものをと、納入する海苔屋さんも、密かに参戦の模様。
20センチ幅で78枚あわせてロールにした海苔を、4巻。
清水駅前銀座で、マグロを持ち上げる。
現在気になっている問題は、アーケードの長さだ。
全長400メートルの商店街のアーケードだが、320メートルのところで曲がっている。。。。
今後は、ユーターン巻きや、ジグザグ巻きも視野に入れながら検討するしかない。
楽しい悩みが尽きない、鉄火巻き日本一のイベント、参加したい。
ちなみに、4月29日のイベントとして定着していたが、今年は、10月に。
というのも、静岡市のシティセールスは「お茶の街」「ホビーの街」「マグロの街」。
これから10月に、清水では「マグロまつり」を開催してゆく。
その第1回のマグロ祭りに市民として協賛したからだ。
マグロの街、静岡市清水。
10月7日は、マグロにちなんだイベントが盛りだくさん。
〇鉄火巻き日本一に挑戦 ~アットエス
http://www.at-s.com/bin/even/even0030.asp?event_no_i=K565747264
〇清水駅前商店街のクールなおさんのブログ
http://livingkomatsu.eshizuoka.jp/
〇シティセールス「マグロの街」
http://www.maguronomachi-shizuoka.com/
清水港マグロ祭り2007の会場は、4箇所http://www.maguronomachi-shizuoka.com/2007/outline/index.html
JR清水駅の東口広場、清水魚市場、飛鳥冷蔵庫団地、清水テルサ。
10月7日は、この4箇所を結んでマイクロバスが走る。
これを利用して、余すことなく楽しめる仕組みだ。
魚市場では、せりに参加してみたり、魚の開き方教室があったりして、さかな君になれそうだ。
港をぐるりと待って冷蔵庫に行くと、マイナス60度の世界を体験できる。
濡れたタオルの両端を持って伸ばすと、瞬時に見事にその場で棒になり、凶器と化す。
そんな温度なので、さかなは鮮度よく保たれる。
小学生の親子が対象で、駅東口の総合案内で受け付け。
ちゃんと、すべらないような靴を履いてきてね。
清水テルサは、会館だ。ここの7階に上がると、マグロの剥製なんていう珍しいものにお目にかかれる。
そのほか、進んできているマグロの研究や、歴史についても展示がある。
知るだけ見るだけではつまらない。
もちろん、旨いイベントもたっぷり。
東口ではステージイベントもにぎやかな中、熱々マグロ汁を無料で振舞ってくれる。
そして、旨いもの通りの模擬店ではマグロ料理が並び、もちろん、格安のマグロを買うことも出来る。
会場から飛び出して行く企画もある。
参加無料の「元気なお魚屋さんめぐり」は、専用バスで、清水区の鮮魚店に連れて行ってくれるツアー。
10時45分の出発で、参加受け付けは、当日総合案内で。
もう一つは、「おすし屋さん食べ歩きラリー」。
自慢の逸品を食べ歩き、ポイントをためて、抽選会に参加。
これも、当日総合案内で受け付ける。
東口会場の北隣の広場では、フリマとライブでお馴染みシミフェスが、協賛開催。
http://simifes.at.webry.info/
毎度趣向を凝らした楽しみなイベントだ。今回は、竹のドームが手作りで登場するらしい。
リユース食器を使ったイベント展開で、ごみ減量にも貢献する。
清水港マグロ祭り2007は、10月7日日曜日の午前9時から午後4時まで。
そうして、いよいよその午後4時からのフィナーレが、鉄火巻き、日本一だ。
さて、日本一にマグロの水揚げとは、どのような量なのか。
日本には2006年の資料で、刺身用のマグロ45~48万トンが揚がっている。
そのうち、清水港にはほほ4割の19万トン。
冷蔵庫団地で動いている額は、2500億円から3000億。
なるほど、マグロの街だ、静岡は。
日本人1億人が食していたマグロは、いまや、和食ブームで米国、中国でも消費が盛んで、15億人の愛する味となった。
しかし、国内で最も消費しているのは、ここ、静岡。
刺身、漬け丼、マグロ茶漬け、山掛け、揚げ物、焼き物、煮物、食べ方もいろいろある。
そして、刺身でマグロのどこが好きか、に「赤身」と応えるご同輩が多い。
つまり、旨いマグロが身近にある幸せから来る発言なのだと思う
マグロ三昧の、秋の一日。。。。
〇清水港振興課
http://www.city.shizuoka.jp/deps/simizukou/index.html
あ、それと最近妻の祖母の家に行く機会が2回あって、行く度に料理をごちそうしてくださる方の家があるのですが、そこにボクシングのドキュメンタリーを作った山本監督が年に一回宿泊するのだという話を聞きましたっけ。
でも、日本人は、マグロを無駄にはしないでシッカリいただいてます。ツナ缶だって、大好物。
問題は、日本の漁船ではないような。。。。
昨今の話題には、経済優先に群がる傾向が、国単位、地域単位ではなく、世界単位になってきている恐ろしさを感じたりもするわけで。
もう上がないよ?
ところで起也さん、どこに年一回泊まるんだろ。
「ツヒノスミカ」じゃ、ないんだね。。。
世間が狭い。問題だ。
世間はせまい、というより、世間は濃い、という感じですね。